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F1ニュース

投稿日: 2011.02.21 00:00
更新日: 2018.02.16 01:03

バーレーンGPは延期の可能性、 今季の最終戦は12月?


 開催が危ぶまれているバーレーンGPについて様々な憶測が飛び交っているなか、チーム関係者の多くはレースが中止、もしくは延期になると予想している。Motorsport.comが報じた。

「今の状況をコントロールできないとは思っていない。我々は開催への準備を進めるよう指示されている」とバーレーン・インターナショナル・サーキットのコマーシャルディレクターであるローラン・マドーレ氏がLa Presseに対して語っている。
 同氏はさらに、サーキット周辺が安全であると主張。「問題は首都のマナマにある。私は海外居住者エリアのすぐ外に住んでいるが、いたって安全だ。サーキットについても同じだと思う」

 しかしながら、3月始めのプレシーズンテストとその後に予定されている開幕戦のバーレーンGPはかなりの確率で中止になると考えられている。
 ヴァージンのティモ・グロックは「今の状況なら、バーレーンに行くことはできないだろう」とドイツのビルド紙にコメント。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も「レースは中止されるだろう」との考えを示している。

 今季チャンピオンを狙うレッドブルのマーク・ウエーバーは、「スポーツイベントのために行くべきタイミングではない。彼らはF1より大きな問題を抱えており、より優先すべきことがある」と語った。

 西洋諸国では、バーレーンへの渡航を延期するよう市民に呼びかけており、現地のガルフニュースはバーレーンGPがシーズンの終わりに延期されるのは確実だと報道。「作業を止めるよう指示された」というドイツチーム関係者のコメントも掲載している。

 これについてメルセデスはコメントしていないが、複数のメディアは公式発表が数時間内に行われると指摘。ビルド紙は“バーレーンがシーズン最終戦になる可能性がある”というBild am Sonntag紙に掲載されたバーニー・エクレストンのコメントを紹介し、2011年のカレンダーが12月まで延長される可能性もあるとも伝えている。

 テレグラフとタイムズは、バーレーンに関する最終決定が月曜日の正午までに下されるとしている。