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F1ニュース

投稿日: 2012.08.30 00:00
更新日: 2018.02.16 11:00

“フォーミュラE”、EV普及促進を狙い大都市で開催


 フォーミュラEのプロモーター、フォーミュラEホールディングス (FEH)のCEOを務めるアレハンドロ・アガグが、新選手権フォーミュラEが立ち上げられた意図について説明を行った。

 FIAは27日、電気エネルギーのみを利用するフォーミュラカーのレース、FIAフォーミュラE選手権のプロモーターを発表、同選手権を2014年からスタートする予定であることを明かした。

 FEHのCEOであり、GP2チーム、アダックスのオーナーでもあるアガグは、このシリーズが立ち上げられた意図について次のように語った。
「現在の自動車産業においては、より効率的で環境に優しい自動車を作るための技術が導入されつつあり、その過渡期において電気自動車は重要な役割を果たすことになるだろう。FIAにとっての優先事項は、クリーンな移動、持続可能性の促進であり、初の持続可能な国際的モータースポーツ選手権の立ち上げに関与できることは、我々にとって素晴らしい機会だ」

 アガグは選手権における目標として以下の3点を挙げている。
1. 価値観が一致する若い世代を中心として、あらゆる年齢のファンのために、エキサイティングなレースを提供すること。
2. 電気自動車の研究開発のための枠組みとなり、新たな技術のテストの場となること。
3. 電気自動車の必要性を人々に信じさせること。

 電気自動車の普及の拡大は都市の大気汚染を減らすことにつながるため、普及促進を狙い、大都市でレースを開催する計画だという。

 2014年の初シーズンに向けてカレンダー作りに取り組んでいるが、すでにリオ・デ・ジャネイロが開催の意思を示したということだ。メキシコやモナコからも関心が寄せられ、中国も候補のひとつだという。