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投稿日: 2015.10.23 00:00
更新日: 2018.02.23 17:08

フォーミュラE勢力図。ツインMGUは正解?


 いよいよ明日開幕を迎える、フォーミュラEの第2シーズン。昨年はワンメイクマシンで争われていたフォーミュラEだが、今季からはパワートレインの開発が解禁されており、その勢力図がどうなるか、注目されるところだ。

 第1シーズンのパワートレインは、マクラーレン製のMGU(モーター・ジェネレータ・ユニット)1基とヒューランド製5速ギヤボックスを組み合わせていた。しかし第2シーズンからは、MGUの開発が自由化されたばかりではなく、最大2基までの搭載が可能となった。また、ギヤボックスは最大6速と規定されているのみ。つまり、チームにとってはMGUの数、そしてギヤレシオの選択において自由度が格段に広くなり、第2シーズンに向けてもそれぞれ考え方の違いが如実に現れており、この点だけでも実に面白い。

 オフシーズンのテストは、8月10〜11日、8月17〜18日、そして8月24〜25日の合計6日間にわたって、英国のドニントン・パーク・サーキットで行われた。このテスト結果を基に、今季の勢力図を少し占ってみると共に、各チームが選択したパワートレインの概要をお知らせしていこう。

 オフシーズンテストでベストタイムをマークしたのは、アプト・シェフラー・アウディ・スポートのルーカス・ディ・グラッシ。唯一1分30秒を切る、1分29秒920だった。ディ・グラッシは、フォーミュラEの初代ウイナー。チームもアウディとシェフラーという協力なバックアップを得て、今季も上位を争うことが予想される。まさにトップグループの最有力候補と言って過言ではないだろう。チームメイトのダニエル・アプトも2番手タイムを記録しており、その速さは疑いようの無いところ。しかも、ふたり合わせて245周と順調に周回数を重ねており、死角は感じられない。彼らは1基のMGUを搭載し、ギヤボックスは3速である。

フォーミュラE 2015-2016 北京ePrix エントリーリスト
No.ドライバーチームマシンMGU数ギヤ
1ネルソン・ピケJr.ネクストEV TCRネクストEV TCR フォーミュラE00121
2サム・バードDSヴァージン・レーシングヴァージン・レーシング・エンジニアリングDSV-0121
4ステファン・サラザンベンチュリベンチュリVM200-FE-0114
6ロイック・デュバルドラゴン・レーシングベンチュリVM200-FE-0114
7ジェローム・ダンブロジオドラゴン・レーシングベンチュリVM200-FE-0114
8ニコラス・プロストルノー・e.ダムスルノーZ.E1512
9セバスチャン・ブエミルノー・e.ダムスルノーZ.E1512
10サルバドール・デュラントゥルーリMotomatica JT-0114
11ルーカス・ディ・グラッシアプト・シェフラー・アウディ・スポートアプト・シェフラーFE0113
12ジャック・ビルヌーブベンチュリベンチュリVM200-FE-0114
18ビタントニオ・リウッツィトゥルーリMotomatica JT-0114
21ブルーノ・セナマヒンドラ・レーシングマヒンドラM2ELECTRO14
23ニック・ハイドフェルドマヒンドラ・レーシングマヒンドラM2ELECTRO14
25ジャン-エリック・ベルニュDSヴァージン・レーシングヴァージン・レーシング・エンジニアリングDSV-0121
27ロビン・フラインスアンドレッティSRT01-E15
28シモーナ・デ・シルベストロアンドレッティSRT01-E15
55アントニオ・フェリックス・ダ・コスタチーム・アグリSRT01-E15
66ダニエル・アプトアプト・シェフラー・アウディ・スポートアプト・シェフラーFE0113
77ナタナエル・ベルトンチーム・アグリSRT01-E15
88オリバー・ターベイネクストEV TCRネクストEV TCR フォーミュラE00121

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