更新日: 2018.02.15 12:58
プロドライブ、2010年F1参戦を検討。アストンマーチンブランドで参戦か
プロドライブのボス、デイビッド・リチャーズが、2010年F1にアストンマーチンブランドで参戦することを検討していることを明らかにした。
先月FIAが、2010年F1において予算制限規定を設けるという案を発表した。バーニー・エクレストンによれば、これによって、新たに8社から関心が寄せられており、来季は3チームが新規参入する見込みだという。
ベネトンやBARホンダにおいてF1で活躍した経験を持つリチャーズは、プロドライブとして2008年のF1に参戦することを計画していたが、カスタマーカー問題が障害になり、参戦を断念した。そして今回、リチャーズは、アストンマーチンブランドでの参戦を考えているようだ。
「今が参入するいいタイミングだ」とリチャーズはタイムズ紙に対して語っている。
「もし予算が理にかなったレベルに制限されるなら、すべての人間にとってプラスになる。F1は以前のように、最も予算の潤沢なチームによる競争ではなく、創意工夫を持ったエンジニアとスキルを見せる力のあるドライバーのための選手権になるだろう」
「まだ何も決定していないが、予算制限が導入されることで、経済的な面で現実味が出てきたことがすべての鍵となっている。新チームが理にかなった予算で参戦でき、しかも競争力を発揮できるチャンスがあるのだからね」
リチャーズはバンバリーに最新の施設を有しており、スポンサーに関しては現在中東の企業と話し合いを行っているという。エクレストンはさらに、新チームには700万ポンドを提供するほか、300万ポンドの輸送費を負担することも考えているようだ。