ベッテル「マークに謝りたい。勝っても嬉しくない」：レッドブル日曜コメント

　2013年F1マレーシアGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは優勝を獲得した。

■インフィニティ・レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル　決勝＝1位
　今日僕は間違いを犯した。なぜあんなことをしたのか、うまい弁解を見つけられればいいんだけど、見つからない。

　マーク（・ウエーバー）が不満に思うのは理解できる。チームが今日の僕の行動を快く思っていないのも分かる。僕には彼とチーム全員に説明する義務がある。後で彼らに説明するつもりだ。

　こういう状況が起きた場合どうするかに関して、僕らは何度も話をしていた。いつもはそうはならないんだけど、今日こういう状況になり、僕は指示されたことを行動に移すべきだった。指示を受けたのにそれを無視したんだ。

　マークと僕は接近したときにはいつも戦ってきた。でも今のタイヤはどれぐらい持つのか分からないから、それを考えると、2位にとどまれという指示を無視したのはものすごく大きなリスクにつながる行動だった。僕らはあの2周の間にタイヤをだめにして、8位と9位に落ちてしまったかもしれなかったんだ。僕はチームの決定よりも自分を優先させた。それは間違ったことだった。

　故意にやったわけじゃない。謝りたい。勝ったけれど嬉しくない。僕はミスを犯した。元に戻せるものなら戻したい。今はいい気分じゃない。マークとチームに謝らなければならない。