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F1ニュース

投稿日: 2013.03.16 00:00
更新日: 2018.02.16 14:43

ベッテルにトラブル。FP3は雨で消化不良のまま終了


 2013年F1開幕戦オーストラリアGPのフリー走行3回目は、ロータスのロメイン・グロージャンがトップタイムを記録した。

 2日目を迎えたアルバートパーク・サーキットは、現地時間16日14時(日本時間12時)から予選前最後となる60分のフリー走行が行われた。

 セッションは事前に雨の予報が出ていたものの、走行開始前には晴れ間ものぞき一旦はドライコンディションでスタートする。しかし、開始から15分が経過したところでサーキットは強い雨に見舞われ、路面は一気にヘビーウエットへと変化。7メートルを超える強風も加わり、セッションは大幅な中断を余儀なくされてしまった。

 この時点でのトップには、ロータスのロメイン・グロージャンがつけ、タイムはミディアムタイヤで記録した1分26秒929。以下にフェラーリの2台が続き、22台中18台までがタイムを記録している。

 雨足が収まり、セッションが再開されたのは残り25分から。フルウエットタイヤを装着したフェリペ・マッサを皮切りに各車が続々と走行をスタート。周回が進む中で路面コンディションも徐々に回復を見せるなか、ロータスのキミ・ライコネン、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグといったドライバーが1分47秒前後の好タイムを記録する。

 迎えたセッション終盤は、残り10分を前にインターミディエイトタイヤでの走行に切り替わったが、半分以上のドライバーはタイヤの温存とリスクを嫌って本格的なアタックをかけることなくセッションを終了。一方、最後まである程度の走行を続けた数人のドライバーの中では、グロージャンが1分37秒台のラップタイムを記録し、走行を終えた。

 なお、初日2回の走行でいずれもトップタイムをマークしていたレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、セッション残り10分のところで、油圧トラブルに見舞われ、早々と走行を終了。予選を前に信頼性の問題を抱えてしまっている。