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F1ニュース

投稿日: 2016.02.18 00:00
更新日: 2018.02.17 12:58

ホンダ「新PUの信頼性不足は深刻」との報道を否定


 2016年のホンダF1パワーユニットが、ファクトリーでのテスト段階で頻繁にトラブルに見舞われているとスペインメディアが報じたが、こういった報道をホンダ側は否定した。

 ホンダは2015年、マクラーレンのパワーユニットサプライヤーとしてF1に復帰した。しかしマクラーレンMP4-30・ホンダは信頼性、パフォーマンスともに低く、チームはコンストラクターズ選手権9位と低迷した。

 今季大きな前進を目指すマクラーレンとホンダは、リヤのボディワークをタイトに絞り込んだ“サイズゼロ”というアグレッシブなコンセプトは維持しつつ、さまざまな改善を図る。ホンダF1プロジェクトの新井康久総責任者は、今年はターボのサイズを少し大きくし、MGU-Hを改善するなどの修正を行うと述べている。

 しかしスペインのMarcaは、マクラーレンのシャシーと共にファクトリーでテストをしている段階で、ホンダの今季パワーユニットにはパワーの向上は見られるものの故障が相次ぎ、信頼性に不安があると16日に伝えた。トラブルの原因は主にターボであり、オーバーヒートの症状が出るということだ。17日にMarcaは、マクラーレンは走行距離を稼ぐことを重視しテスト序盤に2015年型のパワーユニットを使用することを検討しているとも報じている。