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F1ニュース

投稿日: 2011.07.12 00:00
更新日: 2018.02.16 03:29

ホーナー、ウエーバーのチームオーダー無視に驚く


 レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、イギリスGPでマーク・ウエーバーが、前を行くセバスチャン・ベッテルを抜かずにポジションをキープしろというチームの指示を無視したことに驚いたと述べた。

 ウエーバーは、イギリスGP終盤にチームからベッテルの後ろのポジションを維持するよう指示が来たが、最後までチームメイトと2位を争いたかったためそれを無視したと述べた。しかし結局ウエーバーはベッテルを抜くことができず、3位でフィニッシュした。

 ホーナーは、ウエーバーがチームからの指示を無視したことに驚いたかと聞かれ、次のように答えた。
「驚いた。最終的には一番重要なのはチームだ。チームより重要な個人など存在しない」
「マークの不満は理解できる。しかし反対の状況でも全く同じことをした」
「過去のトルコでセバスチャンに全く同じことが起きた。だからチームとしては2台のマシンを失うリスクを犯したくはない。両者とも譲らないことは明らかだった」
「(フェリペ・)マッサと(ルイス・)ハミルトンは最終コーナーでほぼ接触していた。チームの立場ではラスト数周でそういう形で争わせたくはない」
「マークは指示を無視するという選択をしたが、結局はオーバーテイクしなかった。しかしこれがチームの立場だ」
「彼とふたりで個人的に話をする」

 ホーナーは、最後の4周、ふたりのドライバーにポジションをキープさせることを決めたが、それはふたりの接触を避けるためだったと説明した。チームは今後ウエーバーにベッテルのサポートをさせるつもりはなく、これからもふたりともに勝利のチャンスを与えるつもりだと、ホーナーは主張している。

「彼は自由に優勝争いをできる立場だ。我々は今後もあらゆるチャンスを彼に与え続けていく」
「チームの立場として、(日曜)朝のドライバーズブリーフィングで、今日最も重要なのは、努力してきたスタッフの前で、コンストラクターズ選手権およびドライバーズ選手権のためのチームの結果を出すことだと、私は明言した」
「今、セバスチャンは選手権のリードを広げ、マークはランキング2位となり、チームもコンストラクターズ選手権のリードを拡大した」
「今日、ふたりのドライバーにラスト3周で競わせることには、33ポイントを失うリスクがあったのだ」


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