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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.11.17 00:00
更新日: 2018.02.17 04:18

ポルシェ、WECバーレーンで初のダブル表彰台獲得


プレスインフォメーション 2014年11月17日

ポルシェ911 RSRは惜しくも表彰台を逃す

ポルシェ919ハイブリッドが2位と3位で初のダブル表彰台フィニッシュ

日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のLMP1チームは、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦(バーレーン)において、ポルシェ919ハイブリッドを駆るカーナンバー14のロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組が2位で、すぐ後にカーナンバー20のティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組が3位でフィニッシュし、揃って表彰台に上りました。これらは、ポルシェ919ハイブリッドにとってデビューシーズン4回目と5回目の表彰台獲得となります。GTE-Proクラスでは911 RSRが4位と5位となり、惜しくも表彰台を逃しました。

 バーレーンで開催された2014年シーズン全8戦中の7戦目のレースは、30℃を超える高い気温の下、レース前半のポジション争いとエキサイティングな順位をもたらした作戦が大きな見所となりました。

カーナンバー14のレース展開:
 デュマはポールポジションからスタートを切り、5周目でトヨタに抜かれるまでトップを走行しました。17周目に出されたフルコースのイエローフラッグでは、デュマは先頭グループで唯一ピットに入らず、給油とタイヤ交換のためにピットに入った30周目までトップのポジションを維持しました。61周にデュマは2位でリーブと交代しました。

 リーブは92周で、給油とタイヤ交換のための最初のピットストップを行いました。100周目、彼はアウディを抜き3位のポジションに返り咲きました。123周目、ジャニが2位でマシンを受け継ぎました。154周にはタイヤ交換と給油のため、また182周後には給油のためにピットインしました。新品タイヤでのカーナンバー14のペースは、カーナンバー20の919ハイブリッドより速く、チームメートの車両を追い抜いて2位でフィニッシュしました。

カーナンバー20のレース展開:
 ハートレーは3番手グリッドからスタートし2位に順位を上げましたが、2台のトヨタに先行を許し4位となりました。その後すぐにブレーキの温度に悩まされます。ハートレーは17周目に出されたフルコースのイエローフラッグでピットに戻り、給油とタイヤ交換を行い、5位でコースに復帰しました。48周目にベルンハルトにクルマを渡した時点では、3位に順位を上げていました。

 79周目にピットインした時点で、ベルンハルトはレースをリードしており、給油とタイヤ交換後に他の車両もピットに入ったため再度トップの座を奪還し、110周にトップでウェバーにマシンを受け渡しました。ウェバーは、141周目に給油とタイヤ交換を行いました。その次の169周目のピットストップでは、チームはリスクを承知でタイムを稼ぐ決断をし、タイヤは交換せず給油のみを行ってレースの最後まで走行することとしました。