更新日: 2018.02.16 21:32
マクラーレンの革新的サスペンションに他も追随か
ヘレスでのF1合同テストで、マクラーレンMP4-29に採用された革新的なリヤサスペンションデザインが注目を集め、これが合法であるとの保証が得られれば、ライバルチームも類似したデザインを採用するものとみられている。
マクラーレンはリヤのサスペンションリンクに空力的な効果を狙った“ブロッカー”を装着している。このデザインは低速でのダウンフォース向上と高速でのドラッグ削減を狙ったものだ。
今年禁止されたビームウイングが昨年まで果たしていたような役割をこのサスペンションが果たしているものと考えられている。
いくつかのライバルチームはFIAがこのデザインを合法と認めれば、これを模倣する考えであり、少なくともひとつのチームがFIAに対して問い合わせを行っている。
FIAはマクラーレンのリヤサスペンションは合法と考えていると 関係者は認めている。
それでもライバルチームがグランプリにおいてこのデザインは違法であると主張する可能性もあるものの、彼らはこれを真似ることを選ぶかもしれない。
フェラーリのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは、ヘレステストが終わった後にじっくり研究すると述べた。
ウイリアムズのチーフテスト&サポートエンジニアのロッド・ネルソンは、FIAが合法との見解を示すなら、マクラーレンのリヤサスペンションデザインを風洞で開発する準備を行うと認めている。
ネルソンは、このデザインはディフューザーをより効果的に機能させるというアドバンテージを持つと述べた。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています