投稿日: 2016.01.30 00:00
更新日: 2018.02.17 12:44
更新日: 2018.02.17 12:44
マルドナド、リーダーとなって進歩する機会を失う
(Translation:Kenji Mizugaki/オートスポーツweb )
既報のとおり(ルノー、マルドナドに代えマグヌッセン起用へ)、ルノーとPDVSAのスポンサー契約交渉が決裂した結果、パストール・マルドナドはケビン・マグヌッセンにシートを譲ることになりそうだ。以前からマルドナドのクラッシュの多さを物笑いのタネにしてきたソーシャルメディアでも、このニュースはファンの大きな反響を呼んでいる。
彼の2012年スペインGPでの優勝は、ウイリアムズにとってこの10年間で唯一の勝利として強く印象に残っているが、タイヤに関する特殊な状況がもたらした「幸運」とみなされることも多く、実際、彼はこの優勝以外にはまだ一度もポディウムに上がっていない。
マルドナドは2011年のGP2チャンピオンとしてF1にデビューした。GP2での王座はトップチームとは言いにくいラパックスのマシンで、しかもセルジオ・ペレスやジュール・ビアンキといった強敵を相手に勝ち取ったものだ。しかし、強力な経済的後ろ盾の力でF1まで来たことや、しばしば物議を醸す荒っぽいレーススタイルのため、ファンやライバルのたちの間ではあまり評判が良くなかった。