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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2012.03.11 00:00
更新日: 2018.02.16 07:48

メキシコ2日目:フォード勢、そろって脱落


 競技2日目となる3月9日は午前中好天に恵まれレオン上空には美しい青空が広がった。この日のSSは全部で11本。
 レオンの東部、グアナファトの周囲に広がるグラベルステージ群はいずれもドライ。路面は多くの部分がルーズグラベルに覆われており非常に滑りやすい。しかし、この日のオープニングとなったSS2は広い範囲にわたり粗い石畳の舗装が施されており、どちらかというとターマックに近い路面だ。

 SS2、いきなりパンクで大きく出遅れたのはソルベルグだった。ソルベルグはさらにSS4でもパンクを喫し、午前中の4ステージが終了した時点で首位から1分26秒8遅れの7位に沈んだ。
 そのソルベルグとは対照的に、ラトバラはSS3からSS4にかけて首位を快走。しかし、ウォータースプラッシュで有名なSS5でラトバラは岩にマシンを当て左フロントのサスペンションアームを破損。1分30秒以上のタイムを失った。このトラブルでラトバラは1位から1分32.8秒遅れの8位に順位を下げた。

 フォード勢が揃って脱落し、トップの座を争ったのはシトロエンのふたり。ヒルボネンはラトバラがミスで遅れたSS5で首位に浮上。しかし、ローブがSS6でトップを奪うと、そのまま最後まで首位を守り抜いた。

 3位には安定した走行を続けたマッズ・オストベルグ。その16秒後方の4位には好タイムを並べたラトバラが浮上。それを7.5秒差でソルベルグが追うという密集状態。

 なお、SS5のループステージとなるSS9は、SS5で観客がティエリー・ヌービルのマシンに投石しフロントガラスに大きな穴があくというアクシデントが発生したためキャンセルに。メキシコでは以前より投石が問題となっており、その対策のため大勢の警察官が配置されていたが、それでも投石はゼロとはならず主催者にとっては依然として頭の痛い問題である。


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