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F1ニュース

投稿日: 2016.02.18 00:00
更新日: 2018.02.17 12:58

メルセデス「PU開発ルール変更で格差は縮小される」


 今年からエンジン開発の「ブラックボックス」がなくなったのは、ライバル各社に追いつくチャンスを与えるためだった、とメルセデスのアンディ・コーウェルが語った。

 2014年に現在の1.6リッターV6ターボエンジンが導入されて以来、過去2シーズンはメルセデスが圧倒的な優位を占めてきた。そうした状況の中、メルセデスに追いつけずに苦しんでいる他のチームの不満を考慮して、パワーユニットのすでに開発を凍結した部分(「ブラックアウト(=抹消)」されたという意味で「ブラックボックス」と呼ばれる)も、再び開発ができるように今年からルールが変更されている。

 メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズのマネージングディレクターを務めるコーウェルは言う。
「今年はレギュレーションが変わって、いわゆるブラックボックスはなくなった。これはトークンの規定さえ守れば、42項目の開発領域のどこでも開発が可能になることを意味する。今年は32のトークンを使えるが、もしそうしたければメルボルンで全部使うことができ、アブダビの最終戦で全部使ってもいいし、その間の好きなところで使うこともできる」