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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.09.21 00:00
更新日: 2018.02.17 03:02

ラピエール「突然の大雨で全てが変わってしまった」


トヨタモータースポーツニュース

WEC第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間決勝
TS040 HYBRID #8 波乱の大雨から猛追で3位表彰台

2014年9月20日(土)

 トヨタ・レーシングはFIA世界耐久選手権第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースに2台のTS040 HYBRIDで出場。急変する天候によりドラマティックながら厳しい戦いとなったレースで、3位表彰台を獲得した。

 レース序盤、サーキットは突然の豪雨に見舞われ、波乱のレースとなった。この豪雨でアンソニー・デビッドソンとニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミのTS040 HYBRID #8は4位へと後退したが、諦めることなく追い上げを続け、3位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権では11ポイント差で首位の座を守った。

 アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共に、マイク・コンウェイがトヨタ・レーシングでのデビューレースを戦ったTS040 HYBRID #7は6位。この結果、前半戦を終えたシリーズのマニュファクチャラーズ選手権では、トヨタ・レーシングはアウディに18ポイント差の2位につけることとなった。

 レースは、1000馬力を四輪駆動で発揮するTS040 HYBRIDがその速さを存分に示し、ポールポジションからスタートの#8ブエミが首位を独走。1周目にして、5番手スタートの#7ブルツも2位に浮上した。

 1時間弱が経過したところで2台のTS040 HYBRIDはピットへ向かい、#7はコンウェイへ、#8はラピエールへとドライバー交代。しかし、その後まもなく、サーキットは激しい雷雨に見舞われ、順位は大きく入れ替わることとなった。走行不可能なほどの難コンディション下で、2台のTS040 HYBRIDは共にアクアプレーニング現象に見舞われコースオフ。#8はグラベルに捕まり脱出出来なくなってしまった。

 他にも数台が同様の状態となり、レースは安全のために赤旗が振られ中断となった。