更新日: 2018.02.15 16:18
ルノーもF1撤退の可能性? ルノー社がF1参戦に関し緊急取締役会議
トヨタがF1からの即時撤退を発表した4日、ルノー社がパリで緊急取締役会議を行い、ルノーF1チームの今後について話し合ったと報じられており、ルノーのF1撤退が懸念されている。
BBCによると、この日の緊急会議は、ルノーがコンコルド協定に従って少なくとも2012年までは参戦を継続するのか、エンジンサプライヤーとしての活動に縮小するのか、それとも完全にF1から撤退するのかを決定するためのものであるという。
会議の結論は発表されておらず、ルノー社会長であるカルロス・ゴーンは、木曜のプロモーションイベントにおいて、ルノー社のゼロ・エミッション・ポリシーをアピールする予定となっている。もしルノーがF1から撤退するとなれば、ホンダ、BMW、トヨタに続き昨年末から4社目の自動車メーカーの撤退となり、ブリヂストンを加えると5社目ということになる。
BBCは、チームプリンシパルのボブ・ベルとマネージングディレクターのジャン-フランソワ・コーベもこの会議に出席するものの、彼らには決定に対する発言権はないと報じている。ルノーは2001年から今季までF1に連続参戦しているが、2009年にはダブルワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソをもってしてもわずか26ポイントをあげるにとどまり、コンストラクターズ選手権8位に低迷した。また、昨年のシンガポールGPでのネルソン・ピケJrによる故意のクラッシュ事件でも有罪判決を下され、前マネージングディレクターのフラビオ・ブリアトーレと前エグゼクティブディレクターオブエンジニアリングのパット・シモンズがチームを去っている。
しかしルノーはすでに来季に向けてロバート・クビカと契約を結んでおり、もし撤退するとなるとこの契約がどうなるのかは不明だ。