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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.06.13 00:00
更新日: 2018.02.17 00:40

ル・マンのCカーレースで久保田とR90CKがPP獲得


 第82回ル・マン24時間耐久レースは、サポートレースとしてポルシェカレラカップ フランス/イギリスと、1980年代〜90年代に多くの人気を獲得したグループCカーによるヒストリックレースが開催されているが、このCカーレースで日本の久保田克昭駆るニッサンR90CKがポールポジションを獲得した。

 このCカーレースは、ヨーロッパで多く保存されている往年のグループCカーを使ったレース。多くのポルシェ956/962Cをはじめ、ザウバー・メルセデスC11やジャガーXJR16、ランチアLC2などファン垂涎のマシンたちが、当時を思わせるようなスピードでサルト・サーキットを舞台に戦うものだ。

 レースには、日本車のグループCカーも登場。マツダ767Bが1台と、久保田がドライブしているニッサンR90CKが参戦している。久保田はクラシック・チームロータス・ジャパンの代表を務め、ロータス72を駆りヒストリックF1で優勝を飾るなど、全日本F3の参戦実績を活かしヒストリックカーレースで大活躍中。CカーレースにもR90CKで参戦している。

 そんな久保田は、1990年のル・マンで素晴らしいスピードをみせたニッサンR90CKを駆り、他を圧倒する3分45秒675というタイムをマーク。2番手のザウバー・メルセデスC11に5.6秒差をつけてポールポジションを獲得した。久保田の45秒台というタイムは、現代のLMP2カーのタイムと1秒程度しか変わらない素晴らしいタイムだ。

 グループCカーレースは、ル・マン24時間の決勝スタート日にあたる6月14日(土)の現地時間10時5分から行われる。