レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.04.25 00:00
更新日: 2018.02.16 02:00

ル・マンテストデイ:2強激突の中、3号車アウディが最速


 2011年ル・マン24時間耐久レースのテストデイが25日、サルテ・サーキットで2回のセッションが行われ、ニューマシンR18 TDIを走らせたアウディスポーツ・チーム・ヨーストの3号車(リナルド・カペッロ/トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ)がトップタイムをマークした。LMP2ではニッサンVK45DEエンジン搭載車が猛威を振るっている。

 ル・マン24時間の本番のレースと同様にサルテ・サーキットが使用できる数少ない機会であるテストデイ。それぞれニューマシンであるR18 TDIを持ち込むアウディ、そして908を持ちこむプジョー勢と、両ワークスが初めて本格的に激突する舞台となる。

 1回目のプラクティスセッションでは、アウディ勢がさっそくR18 TDIのポテンシャルを発揮。1号車(ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ/マイク・ロッケンフェラー)が3分27秒900でトップ、2号車(マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ)が2番手、3号車が3番手と、ゼッケン順にトップ3を独占。プジョー勢は8号車、7号車、9号車と続き、チーム・オレカ・マットムートの10号車プジョー908 HDi FAPが7番手。ペスカローロ8号車が8番手、レベリオン・レーシングのローラB10/60トヨタが9番手、10番手と続いた。

 続く2回目のセッションでは、プジョー勢もタイムを上げ上位6台のタイム差は接近。トップは3号車アウディとなったが、2番手1号車アウディ、3番手8号車プジョー、4番手2号車アウディ、5番手9号車プジョーまでが1秒以内に収まる熾烈なタイム差に。6番手オレカ・プジョー10号車は3秒近く離されることとなった。

 アウディ、プジョーの両ワークスが速さをみせる中、走行もままならない状況だったのはアストンマーチンAMR-One。1回目のセッションでは007号車が走行したものの10周に留まり、009号車は2周のみ。プラクティス2では2台ともノータイムとなった。また、LM-GTEプロクラスに登場したロータス・エヴォーラも周回は重ねたものの、クラストップとは10秒近い差をつけられた。

 LMP2クラスはニッサンエンジン搭載車が好調なタイムをマーク。プラクティス1では、グリーブス・モータースポーツの41号車ザイテック・ニッサンがトップタイム。続くプラクティス2では、欧州日産のサポートを受けるシグナテック・ニッサンの26号車オレカ03・ニッサンがトップで、チーム・オレカ・マットムートの48号車オレカ03・ニッサンが2番手、3番手に41号車ザイテック・ニッサンが続き、ニッサンエンジンがトップ3を占めた。

 LM-GTEプロはコルベット・レーシングが登場しなかったものの、BMWモータースポーツなどワークスが参加。そんな中、ハンコック-チーム・ファーンバッハーのフェラーリ458イタリアが両セッションでトップタイムをマークしている。


関連のニュース