更新日: 2018.02.17 08:36
ル・マン24時間のポールは18号車ポルシェが獲得!
第83回ル・マン24時間耐久レースは11日、現地時間21時30分から2時間半の予選3回目が行われ、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リエブ組18号車ポルシェ919ハイブリッドがポールポジションを決めた。
予選2回目が赤旗により多くの時間を残して終了となったため、急遽予定を繰り上げ21時30分からスタートした予選3回目。日没の時間を迎え気温が下がるため、例年ならば苛烈なアタック合戦が展開されるセッションだが、各陣営とも淡々とコースオープンから走行を重ねていった。
そんな中、タイムアップを果たしたのはこの日順調にプログラムをこなしているニッサンGT-R LMニスモ勢。LMP1-Hの最上位とは20秒近いタイム差があるものの、23号車が12番手に浮上。また、ルーカス・オルドネスのドライブで21号車が大幅にタイムアップ。総合14番手に浮上した。
セッション終盤に向け、アタックが展開されていくのか大いに注目が集まる予選3回目だったが、23時5分過ぎに赤旗が提示される。LM-GTEアマクラスに参戦する台湾のチームAAIの67号車ポルシェ911 GT3 RSRがダンロップブリッジを過ぎたあたりから白煙が上がり、ユノディエールの第1シケイン手前で炎上したためだ。
この消火とオイル処理のために長めの赤旗が提示されたが、23時30分にセッション再開。ただ、再開後もイエローフラッグによるスローゾーンが数多く出たことやトラフィックのため、各陣営ともなかなかタイムを上げることができず。アウディ勢も残り10分を切ってタイヤ交換を行いピットアウトしたが、最終的に予選1回目のコースオープン直後にマークされたポルシェ勢のタイムを上回ることはできず。24時、2日間に渡る予選にチェッカーが振られた。
2015年のル・マン24時間のポールポジションを獲得したのは、18号車ポルシェ。ジャニがマークした3分16秒887というタイムが最終的にポールタイムとなった。2番手には17号車ポルシェ、3番手には19号車がつけ、ポルシェがトップ3を占めた。