更新日: 2018.02.23 17:27
ロッシ、マノーと契約。インディとF1を掛け持ち
マノー・レーシングは、昨年5戦にわたってレースで起用したアレクサンダー・ロッシと今季オフィシャルリザーブドライバーとしての契約を結んだことを発表した。
アメリカ出身24歳のロッシは2015年、GP2に参戦しランキング2位を獲得する一方で、マノーからシンガポール、日本、アメリカ、メキシコ、ブラジルの5戦に出場した。しかしロッシは今年のレギュラーシートを獲得することができず、アンドレッティ・オートスポートと契約しインディカーに初参戦することを2月末に発表した。
しかしマノーは9日、ロッシはインディカー参戦の傍ら、同チームのオフィシャルリザーブドライバーを務め、11戦に同行すると発表した。最初にチームに合流するのは5月のロシアGPの予定だ。
マノーのレーシングディレクター、デイブ・ライアンは、ロッシはインディカーに参戦しつつF1の役割を兼任する初のドライバーになるとして、「インディカーシリーズにフルタイム参戦するので、難しい状況ではあるが、我々はうまく対処できる」と述べた。
「我々には、レースに出場する可能性がある(リザーブドライバーという)役割を果たし、なおかつマシン開発に貢献してくれる人物が必要だ」
「アレックスにとってF1は未完の仕事である。去年我々のもとで5戦に出場、素晴らしい仕事をした。彼のことは高く評価しており、彼は我々のラインアップの中で重要な位置を占める」
「非常に難しいスケジュールに対応しなければならず、極めて自己管理のしっかりしたドライバーでなければこの責任は全うできないだろう。彼はそれができる人間だと我々は確信している」