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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2012.05.16 00:00
更新日: 2018.02.16 09:05

ローラ・カーズが経営破綻、行政管理下へ


 フォーミュラカーで多くのシャシーを生産し、最近ではプロトタイプカーを数多くカスタマーに供給してきたレーシングカーマニュラクチャラーのローラ・カーズが、財政的な問題を抱え、経営を行政管理下に置くことを決めたと発表した。

 1958年に設立したローラは、F1用シャシーをはじめF3000用、インディカーなど数多くのシャシーを製作。スポーツカー界でも多くのカスタマー用シャシーを製作してきた。しかし近年の不況の影響で重大なキャッシュフローの問題を抱えることになり、今回の決断に至ったということだ。

 同社は声明の中で、英国歳入関税局が現在の研究開発費に対する税額控除を行わないことの影響もあったと説明している。

「極めて残念ながら、ローラ・カーズ・インターナショナル・リミテッドおよびローラ・コンポジッツ・リミテッドの管理者を任命する意思を通知するという決断が下された」とローラの声明には記されている。

「この手続きにより、役員会は、両ビジネスにおけるスタッフ、債権者、顧客にとって最善の結果を確保するため、投資者候補や買収者候補との話し合いを継続することができる」

 ローラは、この件については5月21日までこれ以上のコメントは発表しないと述べている。同社は1997年にも破綻している。


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