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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.05.01 00:00
更新日: 2018.02.17 07:43

一貴、脊椎を損傷。クラッシュの原因は“水飛沫”か


 スパ・フランコルシャンで行われているWEC世界耐久選手権第2戦のフリープラクティス1回目に大クラッシュを喫し、今回のレースを欠場することになった1号車トヨタTS040ハイブリッドの中嶋一貴。そのアクシデントの詳しい状況が入ってきた。

 今回のレースウィークの走り始めとなったフリープラクティス1回目は、ウエットコンディションのもと、現地時間30日の正午からスタート。一貴は、セッション開始から30分というところで、アンソニー・デイビッドソンからバトンタッチし、連続走行に入った。そして、一貴が乗りこんでから約30分が経過したところでアクシデントは発生した。一貴の乗る1号車トヨタが、オリバー・ジャービスのドライブする8号車アウディR18 e-トロン・クワトロに追突したのだ。

 8号車アウディはこのセッション、ロイック・デュバルからルーカス・ディ・グラッシへとつないだ後、ジャービスに交代。クラッシュ時、ジャービスはアウトラップだったということで、まだレーシングスピードには達していなかった。

「オー・ルージュを上って行ったら、目の前に何台かのクルマがいた。それに、ミラーで見たら後ろから速いクルマが来ていたから、進路を譲るためにスピードを落とした。それがマルセル(ファスラー)だったんだ」とジャービス。ファスラーの乗る7号車アウディは、右側からジャービスの8号車をパス。この時、7号車の左側、少し後ろにいたのが一貴だった。