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F1ニュース

投稿日: 2013.12.04 00:00
更新日: 2018.02.16 20:33

“不公平”なF1重量規定、1チームが変更を阻む


 レッドブル・レーシングのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューエイは、体重が重いドライバーたちが不利にならないよう、2014年に向けてF1の最低重量を引き上げるべきであると主張した。しかし1チームが反対しているため、今のところ規則変更を実現することはできないということだ。

 現在、マシンとドライバーを合わせた最低重量は642kgとなっているが、2014年には新たなパワーユニット導入に伴い、690kgに引き上げられる予定となっており、2015年には最低重量が700kgになることですでに合意がなされている。

 しかし長身、すなわち体重が重いドライバーを乗せるチームは来年の重量制限に近づけるのに非常に苦労するものとみられており、最低重量を700kgとする規則を1年早く来年から導入するという提案がなされている。

 ただ、これから規則を変更するためには全チームの同意が得られなければならず、1チームが反対しているために、今のところ最低重量の変更を行うことは不可能となっている。その1チームとはメルセデスであると考えられている。

 この問題については、来週行われるF1ストラテジー・グループの会合で話し合われる予定だ。

 議題のひとつとして「すでに(2015年には最低重量を引き上げるということで)前回のストラテジー・グループ会合で合意がなされたにもかかわらず、どのような体重のドライバーであっても平等に戦えるようにするため、2014年にマシンの(最低)重量を引き上げるべきか」との文章が記されている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています