乃木坂46の熱い声援を受け、コッツォリーノ奮闘中

　WTCC世界ツーリングカー選手権の今季最終戦マカオに、ROALモータースポーツのBMW320TCを駆り参戦しているケイ・コッツォリーノ。予選日となる金曜日には、今回コラボしている乃木坂46のメンバーが多忙なスケジュールをぬってマカオを訪れ、コッツォリーノを激励した。

　乃木坂46とのコラボレーションプロジェクト「乃木坂46 with cipher Racing Team」として、WTCC最終戦にROALモータースポーツのBMWを駆って参戦したケイ・コッツォリーノ。2010年にフォーミュラ・ニッポンに参戦以来、約2年ぶりの復帰レースがコッツォリーノにとって初となるツーリングカーレース、しかもその世界最高峰ともいうべきWTCC。さらに舞台は全長6.12kmの難攻不落の要塞とも称される市街地マカオ・ギアサーキットとあって、久々にレーシングカーのステアリングを握ったコッツォリーノは、木曜日のテスト走行では海側の高速セクションであるマンダリンコーナーで派手なスピンを喫したほか、金曜朝のフリープラクティス1回目には山側でクラッシュを喫してしまうなど苦戦。しかし、午後の予選では着実に周回を重ねてタイムアップ。22番手グリッドを手にした。

　そんなコッツォリーノを応援すべく、マカオ入りした乃木坂46のメンバーは、深川麻衣、若月佑美、能條愛未、西野七瀬、高山一実の5人。金曜には自分たちの顔写真を身に纏ったコッツォリーノのBMWの前で多くのファンに笑顔を振りまくなど、初のモータースポーツ観戦を楽しんだ。

　多忙なスケジュールのため、日曜のWTCC決勝レースの観戦は叶わず土曜にマカオを後にしたが、メンバーの高山一実さんは「今回マカオにはサイファーレーシングの方々のご招待で、初めてレースの会場に来ました。それも海外のレースで、私たちの顔をマシンにデザインして頂いている車まで作成して頂いてびっくりと、うれしい気持ちです。今回は仕事の都合で予選しか見れなかったのですが、サーキットの雰囲気を楽しみました。決勝では、ケイ・コッツォリーノ選手を皆さんも私たちと一緒に応援してください。よろしくお願いします」とコメント。

　応援を受けたコッツォリーノも「まだまだツーリングカーは掴み切れていない部分も多いと思いますが、マカオでは何が起こるか分かりませんし、乃木坂46のみなさんの応援を糧に、最後まで諦めず上位進出を狙います」と日曜午後の決勝での健闘を誓っている。