更新日: 2018.02.23 16:21
亜久里&右京FE対談。勝負のキーはシミュレータ
フォーミュラEの解説を務める片山右京と、アムリン・アグリのエグゼクティブ・チェアマンである鈴木亜久里の対談がテレビ朝日で行われ、アムリン・アグリがePrix初優勝を飾った第4戦アルゼンチン大会の振返りや、次戦のマイアミ大会の展望などを語った。
ふたりの対談は和やかな雰囲気で始まった。初優勝を飾ったアルゼンチン大会について、右京が「おめでとうございます」と讃えると、亜久里は「いやぁ、照れるね」と返す。ただ、亜久里は、決勝レースは不覚にも寝てしまい、優勝の瞬間を目撃することができなかったと明かす。
「アルゼンチンのレースは、日本にいて応援していたんだよね。予選まではテレビで見ていたんだけど、決勝スタート直前にソファーで寝ちゃったみたいで(笑)。そしたら電話がかかってきて、『優勝した』って言うんだ。最初は夢だと思ったよね」
開幕戦ではなかなかトップグループに進出できずにいたアムリン・アグリ。しかしここ2戦ほど、上位を脅かすような存在になりつつあり、アルゼンチンでは優勝を果たした。上位がことごとくリタイアするという“運”が味方したのも確かだが、彼らの躍進にはある理由があったのだという。
「良いシミュレータのシステムが見つかったので、それがうまく機能したんじゃないかな。F1でもWRCでも、そのソフトを使ってるんだ。最初は勘でやっているようなところもあったんだけど、マレーシアのレース(第2戦)でシミュレータを試してみて、実際には第3戦目から使い出した。これで、セッティングをどうすればいいかが分かるんだ。おかげで、持ち込みの段階で、良いセッティングを出せるようになったよ」