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国内レース他ニュース

投稿日: 2015.05.18 00:00
更新日: 2018.02.17 08:04

今季のインタープロト開幕。平川が2連勝を飾る


 富士スピードウェイを舞台とする、インタープロトシリーズが5月16〜17日に幕を開けた。プロフェッショナルクラスでは、雨の予選で中山雄一(KeePer IPS-01)がポールポジションを獲得したが、第1戦ではチャンピオンの平川亮(RSS広島トヨペットIPS)が逆転。第2戦ではスタートから一度もトップを譲らず、平川が2連勝を飾ることとなった。ジェントルマンクラスでは、第1戦を畠中修(KeePer IPS-01)が、第2戦をYuke Taniguchi(Pasarレーシングカー)が制した。

 インタープロトシリーズのシーズン3が、いよいよスタート。今年は全3大会6レースの他にも、特別戦として「2時間セミ耐久」も実施される。シリーズで使用されている“kuruma”の耐久性は、昨年ST-1クラスでチャンピオンを獲得したスーパー耐久でも実証済み。従来のスプリントとはまた異なる魅力を、すべてのエントラントが体験できそうだ。さらに、昨年の最終大会で試されたレクサスIS F CCS-Rとの混走も、正式に実施されることとなった。

 また、今年からジェントルマンクラスも細分化されて、エキスパートとジェントルマンが分けられることに。これは「ひとりでも多く、表彰台に上がってもらいたい」という関谷正徳プロデューサーの配慮によるもので、今回はFLYING RAT(INGING MOTORSPORT)、とおる君(ピンキー#7&とおる君)、渡邊久和(ララパルーザ)がジェントルマンとして、その他のドライバーがエキスパートとされた。

 すでに雨は上がっていたものの、濡れたままの路面で行われた予選で、2分2秒526を記録してポールポジションを奪ったのは、昨年までスーパー耐久で“kuruma”を相手に戦っていた堀主知ロバート(Faust Racing Team IPS)。「乗ってみて分かったのは、Z4じゃ勝てないこと(笑)。すごいのを相手にしていた」と、結果を残したこと以上にポテンシャルの違いに驚いていた。2番手はTaniguchiが2分2秒689で、3番手の畠中が2分2秒835で続いた。CCS-Rクラスでは今井孝(LEXUS IS F CCS-R)がトップ。

 続いて行われたプロフェッショナルクラスの予選は、セクター3で撒かれたオイル処理のために45分ほどスタートが遅れるが、その間に路面はより乾いていた。変わり続けるコンディションに誰より対応したのが中山で、終始トップを守ったばかりか、終了間際に1分58秒621を記録し、さらにライバルを引き離したかと思われた。