更新日: 2018.02.23 11:33
今年もグッドウッド開幕 セナ+MP4/8が走行
イギリスで毎年行われるレーシングカーの祭典、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードが2日開幕し、最新のF1マシンから珍車・名車に至るまで、数多くのマシンが顔を揃えた。
今年のグッドウッドの“主役”となるのは、創立100周年を迎えるアルファロメオで、かつてグループC時代に製作され、実戦を戦わないままとなったプロトタイプカー、アルファロメオSE048など、貴重なマシンが登場している。
新旧F1マシンも多数登場しているが、注目を集めたのは、ブルーノ・セナがドライブしたマクラーレンMP4/8・フォードHB。これは叔父アイルトンのマシンで、日本のF1にとっても高かったF1マシンのひとつだ。
また、レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・デザイナーのエイドリアン・ニューウェイがドライブしたのは、レッドブルRB5。これは“ただの”RB5ではなく、レッドブルからニューウェイに『プレゼント』された、ニューウェイの所有マシンだ。
日本にゆかりのあるマシンでは、中嶋悟が1989年にドライブしたロータス101・ジャッドなどのF1マシンをはじめ、ニュルブルクリンク24時間仕様のレクサスLFAが登場。ピットには、先日ニュル近郊で亡くなった成瀬弘さんを偲ぶ記帳が用意され、脇阪寿一やTMG木下美明氏がメッセージを記した。
なお、この日はゲストも多数訪れ始めたが、3月にエレベーターの事故に巻き込まれたサー・スターリング・モスも会場に姿をみせ、車椅子姿ながらもカーボン製の杖を握りしめ、元気なところをみせた。