更新日: 2018.02.16 15:26
全日本F3第1戦:勝田が嬉しい初の総合優勝を飾る
全日本F3選手権の第1戦は13日、鈴鹿サーキットで12周の決勝レースが行われ、勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)が初の総合優勝を飾った。
いよいよ今シーズンの開幕戦を迎えることとなった全日本F3。スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿の予選後に切られたスタートでは、予選2番手の勝田がホールショット! ポールスタートの中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)をかわしトップに立つ。松下信治(HFDP RACING F312)も好スタートをみせ、2台を抜き3番手に浮上する。
先頭の勝田を追う中山だが、3周目のスプーンでコースオフ。ダメージはなくコースに復帰するものの、逆に2番手のポジションを松下に脅かされてしまう。レースは中盤に向け、勝田を先頭に6番手まで浮上してきた野尻智紀(TODA FIGHTEX)まで6台が等間隔となって展開されることになった。
レース後半に向けて少しずつ間隔が広がっていく中で、熾烈な争いとなってきたのがHFDP RACING同士の3番手争い。逃げる松下、追う清原章太(HFDP RACING F312)という展開の中で、10周目の1コーナーで清原が松下をオーバーテイク! しかし2台の争いの後方には千代勝正(B-MAX・F312)がつけており、少しずつ清原と間隔が開き始めた松下の後方に、千代がピタリとつけた。
その一方で、首位勝田と中山のギャップも少しずつ縮まり始める。ファイナルラップでは秒差まで中山の接近を許した勝田だったが、最後のシケインまで集中力を切らさずトップでチェッカー! 全日本F3で初めての総合優勝を飾った。
2位は中山で、昨年終盤戦からの連勝を伸ばすことはできず。3位は清原となった。一方Nクラスは、2周目の1コーナーで高星明誠(S Road NDDP F3)が小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)をかわしトップに浮上。そのままトップを守りきり優勝を飾った。2位はタイ出身のインドラ-パユーング。3位は堅実に走りきったDRAGON(B-MAX・F306)となった。
Pos. | Class | No. | Driver | Car | Type | Laps | Grid | Qualify |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 37 | 勝田貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | ダラーラF312/TAZ-31 | 12 | 2 | 1'52"179 | |
2 | 36 | 中山雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | ダラーラF312/TAZ-31 | 12 | 1 | 1'52"032 | |
4 | 8 | 清原章太 | HFDP RACING F312 | ダラーラF312/MF204D | 12 | 3 | 1'52"702 | |
3 | 7 | 松下信治 | HFDP RACING F312 | ダラーラF312/MF204D | 12 | 5 | 1'53"141 | |
5 | 50 | 千代勝正 | B-MAX・F312 | ダラーラF312/TR-F301 | 12 | 4 | 1'52"786 | |
6 | 2 | 野尻智紀 | TODA FIGHTEX | ダラーラF312/TR-F301 | 12 | 12 | 2'02"942 | |
7 | N | 23 | 高星明誠 | S Road NDDP F3 | ダラーラF306/3S-GE | 12 | 6 | 1'55"480 |
8 | N | 38 | N.インドラ・パユーング | PTT SPIRIT F307 | ダラーラF306/3S-GE | 12 | 8 | 1'56"339 |
9 | N | 30 | DRAGON | B-MAX・F306 | ダラーラF306/3S-GE | 12 | 11 | 2'02"460 |
R | N | 6 | 小泉洋史 | Net Move Hanashima Racing | ダラーラF306/3S-GE | 8 | 7 | 1'56"114 |
R | N | 11 | 湯澤翔平 | Nova with IMM F306 | ダラーラF306/3S-GE | 2 | 9 | 1'57"067 |
R | 13 | 吉田基良 | B-MAX・F312 | ダラーラF312/TR-F301 | 0 | 10 | 1'57"633 |
rn
rnNo.6 ドライビングスルーペナルティを課した(2013年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条7.(スタート違反)による)。