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F1ニュース

投稿日: 2015.10.31 00:00
更新日: 2018.02.17 11:17

初日はロズベルグ最速、レッドブルが2、3番手


 2015年F1第17戦メキシコGPのフリー走行2回目は、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。

 現地時間14時から行われたフリー走行2回目は午後になって広がり始めた雨雲の影響で路面温度が最初の30分で5度以上も下がるなど、セッション序盤はクラッシュやスピンが相次ぐ展開となった。

 まず最初にアクシデントに見舞われたのはFP1でセッショントップタイムの最年少記録を樹立したトロロッソの18歳、マックス・フェルスタッペン。開始5分過ぎに最終コーナーのターン17で挙動を乱したフェルスタッペンはそのままアウト側のバリヤにクラッシュしてしまい、セッションはいきなり赤旗が振られることとなった。

 その後8分ほどのインターバルで再開されると、今度はセルジオ・ペレスに続いてトップタイムを記録したウイリアムズのバルテリ・ボッタスが1コーナーのブレーキングでコントロールを失い、高速のままバリヤをかすめてストップ。幸い大きなアクシデントにはならなかったものの、フロントウイングを失ったボッタスはピットに戻ることに。さらに、その後もルイス・ハミルトンがスピンを喫したほか、その他の数台もブレーキングでタイヤをロックさせるなど、序盤は慌ただしい展開で進んだ。

 セッションは開始30分を前に一旦弱い雨が確認されるが路面コンディションに大きな影響はなく、各車は順次ソフトタイヤへ履き替えていく。するとここからの中盤はメルセデス2台が予想通りのパフォーマンスを披露。互いにトップタイムを更新したシルバーアローの2台はロズベルグが1分21秒531でトップ、チームメイトのルイス・ハミルトンも同じく1分21秒台で2番手につけ、3番手と4番手で続いたフェラーリ勢を早くもコンマ8秒引き離すこととなった。

 しかし再び雨が降り始めた残り35分過ぎ、FP1で2番手と好スタートをみせたレッドブルのダニール・クビアトがハミルトンとフェラーリ2台を上回るタイムをマーク。それに続いたチームメイトのダニエル・リカルドもロズベルグからコンマ3秒差の3番手タイムを記録するなどレッドブル勢がメルセデス2台の間に割って入るかたちとなった。

 その後、残り30分は各チームともロングランに移行したため、ロズベルグ、クビアト、リカルドがFP2のトップ3となり、6番手のキミ・ライコネンまでがトップから1秒以内という結果に。以下7番手のボッタスに続き、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがトップから1.4秒差の8番手、チームメイトのジェンソン・バトンもアロンソとコンマ1秒差の9番手につけた。

 なお、終盤のロングランではロータスのロマン・グロージャンがギヤボックストラブルでコース脇にストップしたため再度赤旗が提示。セッションは残り23分で再開されたものの、残り10分過ぎからは若干雨足が強まったために各車のロングランは10周にも届かず。
 それでもメルセデス2台は他の上位勢が1分25秒台後半で走行するなか、1分24秒台を織り交ぜながら周回。フェラーリのセバスチャン・ベッテルもメルセデス2台に迫る走りを披露するなど、レッドブルも含めた明日以降の上位勢の走りに期待が高まる結果となった。


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