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投稿日: 2012.12.26 00:00
更新日: 2018.02.16 13:29

動き始めたF3新エンジン。鈴鹿&富士でテスト開始


 2013年から、全日本F3だけに導入される2リッター4気筒直噴の新F3エンジン。その新エンジンを搭載していると思われるマシンが、鈴鹿サーキットと富士スピードウェイでほぼ時を同じくして走行を開始した。

 FIAでこれまで協議されてきた“フリーデザインエンジン”案に則って、2013年から導入される2リッター4気筒直噴の新F3エンジン。ヨーロッパでは急転直下、F3エンジンを供給するメルセデスベンツ、フォルクスワーゲンが投入しないことになり、2013年は全日本F3だけでトムス-トヨタ、M-TEC、戸田レーシングの3チューナーが新エンジンを投入することになっている。

 そんな中、12月24日から鈴鹿サーキットで全日本F3参戦チームのHFDP RACINGがテスト走行を開始した。Nクラス車両や、今季野尻智紀がドライブしていた8号車ダラーラF312が走行し、ドライバーオーディション的な雰囲気が漂うテストとなったが、今季フォーミュラ・ニッポン/スーパーGTに参戦していた塚越広大のドライブによって、1台別のマシンが走行していた。

 塚越がドライブしていた車両はダラーラF312と推測されるが、8号車との大きな違いは、エンジンに空気を取り込むインダクションボックスの位置がこれまでと真逆の位置にあることだ。これだけで断定はできないが、塚越がドライブしていたマシンは新エンジンMF-204D搭載車ではないかと推測される。

 一方、26日からは富士スピードウェイでTRDのテストがスタート。PETRONAS TOM'Sが2台のダラーラF312を持ち込んだが、そのうち1台には新エンジンである1AZ-FSEが搭載された。

 この新エンジン搭載車は、国本雄資、中山雄一の手によりテストを開始。中山によればセクター3等ではこれまでの1AZ-FEエンジンとはまったく異なるフィーリングだという。また、このテストでは勝田貴元がこれまでの従来型エンジン搭載車をドライブした。

 F3の新エンジンについては、全日本F3だけが新エンジン導入に至るようになった経緯、そして新エンジン開発に向けた秘話などが、27日発売のオートスポーツNo.1347に『孤高のエンジン戦争。』という記事で掲載されている。F3ファンやエンジンに興味がある人にはぜひご一読をお勧めしたい。

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