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F1ニュース

投稿日: 2014.07.31 00:00
更新日: 2018.02.17 01:57

可夢偉、都内イベントで抱負「分配金を狙いにいく」


 今シーズンの鈴鹿サーキットで開催される日本GPのPRイベントに参加した小林可夢偉。2年ぶりの復帰となった今季のF1前半戦を振り返り、後半戦の意気込み、そして鈴鹿、三重県の印象を独自の表現で語った。

 都内で開催された鈴鹿サーキット主催のイベントで、可夢偉は苦しかった今季の前半戦を振り返りつつ、後半戦には「今以上の成績を上げて、コンストラクターズ10位、分配金をしっかり獲りに行く。次のベルギーGPからは今までなかったアップデートパーツが入ると聞いているので、積極的に攻めていきたい」と意気込みを語った。

 2012年に3位表彰台を達成した可夢偉も、今年で鈴鹿は4回目となる。「1年に1回の母国グランプリ。やっぱり気持が入ります。レースが終わってから、鈴鹿ではおいしいものも食べられるのもうれしいですね」と今年の日本GPのレースだけでなく、レース後の食事も楽しみにしている様子だった。

 さらに今年は日本GPのスペシャルゲストとしてナイジェル・マンセルが約20年ぶりに来日することも決定。すでにイギリスGPの際に対面を果たしている可夢偉も、「マンセルはマジシャンですよ。シルバーストンで会見が終わったあとに、カードのマジックを見せてくれましたから(笑)。ファンのみなさまもマンセルに会ったら是非、マジックを見て下さい」と会場の笑いを誘った。

 だが、実はこのイギリスGPでの対面が初めてではなかったことも暴露。「マンセルに会うのは2回目で、最初はザウバー時代に彼がレーススチュワードをしていて、僕が悪いことをしてタワーに上がったときに初めて会いました(笑)。あの時はピットロードでメカニックを轢いてしまい、200万円の罰金を支払うことになった時です。自分で自分のレースがダメになったのに、なんでペナルティなのかはよう分からなかったけど」と再び会場を沸かせた可夢偉。
 

 最後に鈴鹿、三重県の印象についても、「日本では三重の松阪牛はみんなが知っているし、松阪牛はこれだけ日本で有名なのに、世界に行ったら名前の知られている日本の肉は、まず神戸牛。三重県の方は自己主張が強くないのかな?」と独自の体験を元に、三重県の印象を話した可夢偉。「小さいころはよく三重に遊びに行っていました。歴史も文化も、いろいろありますよね。今年は伊勢神宮に行ってみようと思っています」と鈴鹿、三重をPRした。