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F1ニュース

投稿日: 2014.09.22 00:00
更新日: 2018.02.17 03:03

可夢偉の決勝:突然の異変、鈴鹿はどうなるのか?


 2番グリッド上でニコ・ロズベルグがステアリングに問題を抱えてメカニックたちが慌ただしく作業していたころ、9列後方の20番グリッドでスタートの時を待っていた小林可夢偉のケータハムのマシンに異変が起きていた。しかし、その時点では可夢偉もケータハムのスタッフも異変に気がついていなかった。発覚したのは、フォーメーションラップのスタートが切られた直後だった。

「最初にエンジンのパワーがなくなったと思ったら、その次に何かが燃える匂いがしてきて、煙が出てきたので『どうしたらいい?』って無線で伝えたけど、何の応答もなく、そうこうしているうちに今度はブレーキも効かなくなったので、もう危ないと思い、自分の判断でクルマを止めました」

 土曜の予選後に「マリーナベイ・ストリートサーキットでの61周は今年一番タフで長い戦いになりそう」と語っていた可夢偉だったが、フォーメーションラップの途中、8コーナーでゆっくりとマシンを止め、レースを1周も消化することなく、リタイアした。