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F1ニュース

投稿日: 2015.11.25 00:00
更新日: 2018.02.17 11:47

小松エンジニア、ロータスからハースへ移籍


 今月初旬、フランスに本拠地を置くF1専門サイト「F1i.com」がロータスの小松礼雄チーフ・レースエンジニアのハースへの移籍を報道。関係者への取材を重ねた結果、これが事実であることが判明した。

 2006年にロータスF1チームの前身であるルノーへ加入した小松エンジニアは2008年にビタリー・ペトロフのレースエンジニアに就任。2012年から2014年の3年間はロマン・グロージャンとともに中堅チームながら表彰台を獲得する実績を重ねた。小松エンジニアはロータス加入当初はクラッシュとペナルティばかりで「クラッシャー」「オープニングラップの狂人」とまで言われたグロージャンを“更正”させ、トップドライバーのひとりへと育てた。その手腕はF1界でも広く知られ、小松エンジニアにはライバルチームからヘッドハンティングの噂が絶えなかった。

 ロータスは来季、エースドライバーのグロージャンがアメリカの新F1チーム、ハースに移籍することが発表された。現在も在籍しているパストール・マルドナドが中心となり、新たに今季リザーブを務めるジョリオン・パーマーがレギュラードライバーとなるが、ドライバーのパフォーマンスが大きくダウンすることは必至。さらにルノーによる買収の基本合意が発表されたものの、その後の進展は明らかにされず、チーム体制も不透明なままとなっている。結果、小松エンジニアは苦楽をともにしたグロージャンと同じハースF1へ移籍を選択したようだ。