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スーパーGTニュース

投稿日: 2010.08.21 00:00
更新日: 2018.02.15 21:45

小林お見事! デビュー戦でARTA HSV-010にPPをプレゼント


 スーパーGT第6戦鈴鹿は21日、ノックダウン形式の予選が行われ、ルーキー小林崇志がS3のアタックを担当したARTA HSV-010が見事ポールポジションを獲得! 小林はデビュー戦ポール、そしてARTA HSV-010は今季初ポールを獲得することとなった。GT300クラスはCINE CITTA'タイサンポルシェがポールポジションを獲得している。

・セッション1
 10分間で行われるセッション1。各車セッション1に指定されたドライバーが積極的にアタックを仕掛けていく。このS1でGT300のトップとなったのはARTA Garaiyaで、次いでJIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430が2番手で通過。3番手にはCINE CITTA'タイサンポルシェが続いた。

 ノックダウンされたのは意外なメンバーとなった。なんとtriple a Vantage GT2、M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7、ウェッズスポーツIS350といった強豪がこぞってS1落ちを喫してしまった。

 続いて行われたGT500クラスのセッション1。同様に10分間だが、各車コースオープンとともにアタックに入っていく。しかし、そんな中HIS ADVAN KONDO GT-Rはトラブルが発生し1周もコースインすることができず。無念のS1敗退となった。

 トップ争いは、ARTA HSV-010がここでもトップを奪うことに。次いでKEIHIN HSV-010、MOTUL AUTECH GT-Rと続くトップ3となる。一方、ノックダウンの争いはSC430勢の争いになり、最終的にHIS ADVAN KONDO GT-Rに加えPETRONAS TOM'S SC430、ENEOS SC430という2台がノックダウンを喫することとなってしまった。

・セッション2
 続いて行われたセッション2。GT300クラスでは、セッション1とは大きく順位が入れ替わることになった。トップを奪ったのはマッハGOGOGO車検408Rで、次いでアップル・K-one・紫電、ZENT Porsche RSRというトップ3に。一方、ノックダウンを喫したのはR&D SPORT LEGACY B4、アップスタートMOLA Z、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430、そしてJLOCのランボルギーニ・ガイヤルドRG-3が3台ともにノックダウンを喫することとなってしまった。

 GT500クラスは、セッション2でもARTA HSV-010がトップタイムをマーク。次いでRAYBRIG HSV-010、KEIHIN HSV-010とHSV勢がトップ3を独占。4番手にMOTUL AUTECH GT-R、5番手にEPSON HSV-010という展開に。

 SC430勢はやや苦しいか、ノックダウンを喫したのはMJ KRAFT SC430とZENT CERUMO SC430という2台のSC430、そして100kgのウエイトを積むウィダーHSV-010もノックダウンを喫することになった。

・セッション3
 セッション1に比べてかなり陽が傾いてきたS3。勝負はチェッカーよりもかなり早めにつくこととなった。早々にアタックを成し遂げてピットに戻っていたCINE CITTA'タイサンポルシェのタイムを誰も破ることができず、そのまま密山祥吾のマークしたタイムがポールポジションタイムとなったのだ。これでCINE CITTA'タイサンポルシェが今季初ポールを獲得することとなった。

 2番手にはCOROLLA Axio apr GTが入り、3番手はARTA Garaiyaというトップ3に。4番手には初音ミク×GSRポルシェが続き過去最上位グリッドとなったが、アタック中にラップダウンに引っかかっていたために、悔しい結果となった。

 続くGT500クラス。注目は、これまで全てのセッションでトップタイムをマークしているARTA HSV-010だが、なんとS3のアタッカーは今回がスーパーGTデビューの小林崇志。果たしてどのようなタイムを出すのかが注目された。

 コースオープンとともに各車アタックに入っていくが、そんな中でカルソニックIMPUL GT-Rは早々にピットに戻ってしまう。トラブルなのか戦略なのかは不明のままだ。

 ARTA HSV-010の小林は、アタック1周目で1分55秒台をマークしまずはチーム含めた周囲のド肝を抜く。続くアタック2周目、ブノワ・トレルイエ駆るMOTUL AUTECH GT-Rがそれを塗り替えるが、その直後小林がさらにそれを塗り替えるタイムをマーク! 翌周、トレルイエはテールを思い切り滑らせる苛烈なアタックをみせるが小林のタイムには及ばず!

 この結果、なんとデビュー戦の小林がARTA HSV-010にポールポジションをプレゼント! 2番手はMOTUL AUTECH GT-R。3番手はRAYBRIG HSV-010という結果となった。4番手はEPSON HSV-010で、ダンロップ装着車としてはDENSO DUNLOP SARD SC430も6番手に食い込んでいる。

スーパーGT第6戦 ポッカGTサマースペシャル ノックダウン予選結果表
天候:晴れ 路面:ドライ
Pos.No.CarDriverTireSession1Session2Session3
500-18ARTA HSV-010R.ファーマン/井出有治/小林崇志BS1'55"7911'55"4391'55"237
500-223MOTUL AUTECH GT-R本山哲/B.トレルイエMI1'56"4171'56"0451'55"411
500-3100RAYBRIG HSV-010伊沢拓也/山本尚貴BS1'56"6511'56"0061'55"719
500-432EPSON HSV-010道上龍/中山友貴DL1'56"9181'56"0881'56"149
500-517KEIHIN HSV-010金石年弘/塚越広大BS1'56"1941'56"0381'56"320
500-639DENSO DUNLOP SARD SC430A.クート/平手晃平DL1'56"9131'56"5581'58"293
500-735MJ KRAFT SC430石浦宏明/大嶋和也BS1'56"7081'56"885
500-818ウイダーHSV-010小暮卓史/L.デュバルBS1'56"7491'57"094
500-938ZENT CERUMO SC430立川祐路/R.ライアンBS1'56"7371'57"188
500-106ENEOS SC430伊藤大輔/B.ビルドハイムBS1'57"042
500-111PETRONAS TOM'S SC430脇阪寿一/A.ロッテラーBS1'57"299
500-1212カルソニックIMPUL GT-R松田次生/R.クインタレッリBS1'56"9891'56"745No Time
500-1324HIS ADVAN KONDO GT-RJ-P.デ・オリベイラ/安田裕信YHNo Time
300-126CINECITTAタイサンポルシェI.スシュコ/植田正幸/密山祥吾YH2'08"3572'08"3642'07"498
300-274COROLLA Axio apr GT井口卓人/国本雄資MI2'10"0342'08"5222'08"500
300-343ARTA Garaiya新田守男/高木真一/峰尾恭輔MI2'08"0072'08"4262'08"581
300-49初音ミク×GSRポルシェ番場琢/佐々木雅弘/木下みつひろHK2'08"8232'09"2072'09"202
300-52アップル・K-ONE・紫電加藤寛規/濱口弘/高橋一穂YH2'09"8122'08"0032'09"349
300-627NAC衛生コムLMP Ferrari山岸大/小泉洋史YH2'09"4132'08"6482'09"387
300-725ZENT Porsche RSR土屋武士/都筑晶裕YH2'09"6602'08"2512'09"568
300-85マッハGOGOGO車検408R玉中哲二/黒澤治樹YH2'23"6492'07"5052'09"655
300-931エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ嵯峨宏紀/松浦孝亮YH2'10"1292'09"1852'09"660
300-103TOMICA Z星野一樹/柳田真孝YH2'09"7732'08"7792'10"293
300-1162R&D SPORT LEGACY B4山野哲也/佐々木孝太YH2'09"0912'09"293
300-1288リール ランボルギーニRG-3余郷敦/細川慎弥YH2'09"4852'09"313
300-1386JLOCランボルギーニRG-3山西康司/関口雄飛YH2'08"6482'09"318
300-1446アップスタートMOLA Z横溝直輝/阿部翼YH2'09"9832'09"658
300-1587JLOCランボルギーニRG-3井入宏之/坂本祐也YH2'10"1432'09"721
300-1611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430田中哲也/平中克幸DL2'08"1752'10"045
300-17365365 サンダーアジア MT900MM.チュウ/山崎信介/澤圭太YH2'10"192
300-1866triple a Vantage GT2松田秀士/吉本大樹/藤井誠暢YH2'10"341
300-197M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7谷口信輝/折目遼YH2'10"543
300-2019ウェッズスポーツIS350織戸学/片岡龍也YH2'10"904
300-2128イワサキインダストリー LMP Porsche岩崎祐貴/浅井亮博/石橋義三YH2'11"220
300-2222RQ's Vemac 350R和田久/Guts城内/阪口良平YH2'12"905
DNQ666BOMEX LIAN BOXSTER山下潤一郎/Takamori.com/木村聡YHNo Time
公式予選1回目
rn※赤旗提示により10分16秒間中断した。(赤旗提示時刻 13:34'44 再開時刻 13:45'00)
rn※No.2 罰金を課した。:2010 SGT Rd.6 特別規則第29条(ピットレーンの速度制限)違反
rnrn公式予選総合
rn※No.12, 24 2010 SUPER GT Sporting Regulation 第3章第12条9.公式予選終了前にエンジンを交換したため、予選結果に対し10番降格とした。

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