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F1ニュース

投稿日: 2014.12.31 00:00
更新日: 2018.02.17 05:10

改めて問われるF1の本質。伝説のデザイナーの言葉


 F1ファンの人気をかき立てるのはマシンではなくドライバーである。今年の英オートスポーツ・アワードは、このことを改めてF1ジャーナリストのジョナサン・ノーブルに思い起こさせるものだった。

 12月7日、グロブナーハウス(ホテル)の階段を降り、オートスポーツ・アワードの受賞会場に入る2014年のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンを迎える拍手は、F1の真のヒーローの本質がどうあるべきかを象徴していた。

 テクノロジーがF1の中心に移り、メーカーがハイブリッド関連および燃料効率の新レギュレーションに没頭することになった今年、彼らでさえそれを受け入れなければならないという単純な事実があった。それは、F1の主役がマシンではなく、ドライバーにあるということだ。

 この夜、(技術的功績を称える)ジョン・ボルスター賞を受賞した伝説のF1デザイナー、ゴードン・マーレイが現代のグランプリレースに関する考えを語ったとき、人間とテクノロジーという複雑な関係に改めて焦点が集まることになった。

 マーレイは、ブラバムBT44でF1初勝利を記録してから40年が経過した今も、彼をそもそもF1に引き寄せた情熱、卓越したエンジニアリング、革新、魅力的なテクノロジーで自らを燃え立たせている。

 しかし今、彼の焦点はデザインにおいてコンマ数秒を削ることではなく、世界を変える可能性があるiStreamという製造工程にあり、うまくいけば乗用車市場を再定義することになるだろう。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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