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インフォメーションニュース

投稿日: 2016.03.01 00:00
更新日: 2018.02.17 13:14

日本一の座を懸け、キーパーが技術コンテスト開催


 スーパーGT500クラスに参戦しているトムスの37号車でもお馴染みのキーパーが、「2016年キーパー技術コンテスト」を実施している。一般に広く公開されているものではないが、全国の技術者の施工能力を高めることにより、より高品質のキーパーコーティングをお客様に提供するという目的で、毎年行われているものだ。

 3回目となる今年の技術コンテストには、選考も含めて2500名以上ものキーパーコーティング技術取得者が参加。北海道から沖縄まで13会場で行われる予選会では、1300名以上がしのぎを削ることとなる。この予選会は2月12日に東海地区からスタート。3月28日の沖縄大会まで、都道府県数と同様に全47大会を実施する。なお、参加費は無料。広く募集を行い、純粋に技術向上を目指した催しであることが、こうしたところからもうかがい知れる。

 今回、このキーパー技術コンテストの横浜地区選が行われる、「キーパー横浜トレーニングセンター」に訪問。日頃の修練の成果を試す、ある意味キーパーコーティング技術の“レース大会”の模様を垣間見た。

 訪れたのは、横浜トレーニングセンターで行われる4大会のうちのひとつで、参加者は総勢19名。2班に分かれて13時から18時まで争われその能力が評価される。その採点も、実に事細かに決められており、全38もの項目を採点担当者が厳しくチェック。一例を挙げると「スポンジの使い方、押さえ方は正しい。力加減は適正」や、「適正な手数で、コーティング作業を行っている」などがあり、これらを場合によっては7段階で評価する。満点は170点。予選上位入賞者及び150点以上の取得者しか地区チャンピオン戦に出場できないことを考えると、そのハードルはかなり高いものだ。

 地区チャンピオン決定戦は、12会場で3月22日から30日に渡って開催予定。12名の地区チャンピオンと準チャンピオンが決まり、その後、いよいよ全日本チャンピオン戦が4月12、13日の両日に渡って行われるというスケジュールだ。

 約2カ月の長きに渡って繰り広げられる、キーパーコーティング技術の日本一決定戦。スーパーGTの開幕戦直後に、3代目チャンピオンが確定する。

http://www.keepercoating.jp