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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.11.02 00:00
更新日: 2018.02.16 05:48

柳田&谷口&塚越がJAF GPの見どころを斬る!


 いよいよ11月11日(金)~13日(日)の3日間、富士スピードウェイで行われるJAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011。その見どころを今季スーパーGTチャンピオンを獲得した柳田真孝&谷口信輝、そしてフォーミュラ・ニッポンでタイトルの可能性を残す塚越広大の3人が語ってくれた。

ドライバーにとってのJAFグランプリの楽しみ方とは?
 今季、GT500クラスでS Road MOLA GT-Rをドライブした柳田、GT300クラスで初音ミク グッドスマイル BMWをドライブした谷口は、それぞれのクラスでチャンピオンを獲得。タイトルホルダーとして年に一度のビッグイベント、JAFグランプリに臨む。一方、塚越はフォーミュラ・ニッポンではDOCOMO DANDELIONから、スーパーGTではKEIHIN HSV-010と、3日間で2台のマシンを乗り換えなければならないイベントとなる。

 昨年はGT300クラスでHASEMI Zをドライブし、表彰台を獲得した柳田は、「ふだんならけっこう抑えてバトルするところを、あっさり行かせてしまって逆に2位を確保したという思い出がありますね」と初年度を振り返る。今季はGT500にクラスが変わっているが、「賞金がぶら下がってるので、ドライバー個人としてはそこを狙って行きたい」とチャンピオンに続く栄冠を狙う気満々だ。

 一方、GT300王者の谷口は、JAFグランプリの魅力を「ドライバーとしてもやってみたら意外と楽しくて、東西戦ではお客さん含めゲーム性もあり、スプリントだったり、フォーミュラ・ニッポンやレジェンドカップにヒストリックカーに……。いろんなレースがテンコ盛りで、さらに各レース短めだから、お客さんからすれば何レースも見ることができる」と魅力を語る。

「やはりお客さんからしたら、レースの醍醐味は1コーナーの緊張感だったり、アクシデントだったりする。賞金もしっかり設定されているからドライバーも目を三角にして走るからね(笑)。見ている人も楽しいと思うしね」と谷口。

 昨年もFニッポンとスーパーGTを乗り換えた塚越は、「まさか同じ日にFNとGT500を乗り換える日が来るとは思ってもいませんでしたが(笑)、たくさん乗ることができるのは僕は嬉しいし、すごく勉強になりました。乗り換えた時にすぐにスイッチを切り替えないといけないので、そこがひとつ課題だな……と感じました」と昨年の感想を語ってくれた。

GT500のタイヤは今年も厳しい!?
 昨年のスーパーGT500クラスのレースでは、スプリントにもかかわらず土曜日、日曜日ともスーパーGT500クラスではタイヤのグリップダウンが起き、終盤ペースが落ちるマシンが多かった。昨年も戦っていた塚越はこのあたりについて、「僕はあんまりマネージメントして後にとっておくのが得意ではないんですが、去年は後方からスタートして、早めに追い上げていったのが逆に正解になったパターンでしたね」と語る。

「今年は去年のことを踏まえて各チームいろいろとやってくると思うんですが、基本的には距離が短いですからね。最初から攻めていくんじゃないかと思います。GTは特に激しいレースになるんじゃないかと思いますね」と予想する。

 昨年はGT300クラスだった柳田は「今年もあるんじゃないかと思いますね。あとはその時期の気温にも左右されると思いますし、それに合う、合わないでけっこうタイヤに苦労してグレイニングが起きてしまいましたからね。JAFグランプリならでは」と今年も起きる可能性を指摘してくれた。

お楽しみ盛りだくさん! 3人の注目はレジェンドカップ?
 昨年に続き、今年も行われるのが東西対抗戦。1日、西軍の応援団長に決定した谷口は、さっそく東西戦のポイントに加算される応援タオルをアピール。東西戦では、グランドスタンド裏で開催される東西対抗グルメ選手権で、各店舗の売り上げもポイントに加わることもあり、「僕はお昼に食べに行きますよ! 自分で買いに行きますね」と柳田もノリノリだ。

 一方、昨年は現役ドライバーにとっても注目のレースだった、往年の名ドライバーたちによる『ENEOS SUSTINA LEGEND CUP』。今年の注目ドライバーは? と聞くと、「柳田春人」と柳田の父の名前が飛び出してきた。

「張り切ってますよ。親子優勝? やりたいですねぇ。去年は親はヘリコプターに、子は表彰台に乗りましたからね(笑)。今年はどうなるのか楽しみですね」と、昨年クラッシュし検査のため病院に運ばれた父・春人さんについて語る柳田。

 また、谷口は使用されるホンダCR-Zのポテンシャルに注目。もてぎエンジョイ耐久で近い仕様のCR-Zをドライブした経験を持つ塚越は「バッテリーをうまく貯めないといけないんですよ。コーナリングのブレーキングでうまく電気を貯められると、上手に使えば1周のラップタイムも変わってくると思うんですよね。ブレーキを踏むかエンブレの時間を長く取るとチャージの時間が長くなるので、ゆったりブレーキするくらいが、1周トータルでは速いかもしれません」とハイブリッドならではの“コツ”を伝授。谷口も興味深そうに聞いていた。

 なお、今回のレジェンドカップでは、ルーフに出場ドライバーの“現役当時”の顔写真を大きく貼るという。それを聞いて、柳田は「そうすると、自分の父親はロン毛になっている可能性大です!」と笑った。

 ドライバーも楽しみにしているJAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011。チケットも残りが少なくなり始めているはずなので、まだの方はお早めに!


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