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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2009.06.28 00:00
更新日: 2018.02.15 13:50

波乱の展開を速さで制しデュバルが今季2勝目! 大嶋が2位に


 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦富士は55周の決勝レースが行われ、荒天の波乱のレースの中、ロイック・デュバル(NAKAJIMA)が今季2勝目を飾った。2位は大嶋和也(PETRONAS TOM'S)、3位はリチャード・ライアン(DOCOMO DANDELION)となった。

 直前に行われたF3の決勝レースの頃から富士スピードウェイ上空は雨が強くなり、レースはセーフティカースタートが決定。かなり水の量が多い中、3周に渡ってセーフティカーが先導し、3周目からレースがスタートすることとなった。

 迎えたスタートでは、2番手スタートの石浦宏明(Team LeMans)がオーバーテイクシステムを作動させるも、ロイック・デュバル(NAKAJIMA)がトップを堅持し1コーナーへ。その後方では、塚越広大(HFDP)が抜群のダッシュで松田次生(LAWSON IMPUL)をコカコーラコーナーでパス。4番手に浮上した。

 序盤を盛り上げたのは、雨を得意とするアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)。チームメイトの大嶋和也(PETRONAS TOM'S)をパスし7番手に上がると、土曜日から絶好調だった小暮卓史(NAKAJIMA)をもパスし6番手に浮上。さらに、10周目の1コーナーでコースオフした塚越を松田、ロッテラーがパス、松田が4番手、ロッテラー5番手、塚越6番手と変わる。

 トップのデュバルはクリアな視界を活かし、2番手石浦との差を広げ続ける。一方で、開幕戦のウイナー、ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)はエンジン音に異常が。登りのセクションでまったく伸びず、トレルイエはそのままピットへ。さらに、それと時を同じくして王者松田もスローダウン! なんとLAWSON IMPULは2台とも姿を消してしまった。

 追い上げを続けるロッテラーは、26周目に3番手の平手をパス。ここで上位陣はやや順位が固定されるが、34周目に伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)がスピン、コース上にストップしてしまったため、セーフティカーが導入される。その瞬間、デュバルが最終コーナーでコースアウトするが、すぐにコースに戻り、そのままピットに入った。

 上位陣はデュバルに続くように、相次いでピットに向かうが、セーフティカーは何度か順位の整理を行ったため、コース上の順位が混乱。ロッテラーがピットに入り、給油したタイミングでピットクローズとなってしまったため、これでロッテラーは最後尾に落ちることとなってしまった。

 38周目にリスタートが切られるが、トップのデュバルはここでもトップをキープ。ピットインを行わなかった大嶋が2番手、ライアンが3番手に続くことに。

 結局そのままの順位でチェッカー。デュバルが第2戦鈴鹿に続き、今季2勝目を飾った。2位は大嶋で初表彰台。3位はライアンで、今季初表彰台となった。

フォーミュラ・ニッポン第4戦富士 決勝結果
天候:雨 路面:ウエット
Pos.No.DriverTeamMachineLapsGridQualifyrn
131L.デュバルNAKAJIMA RACINGFN09/HONDA4311'25"626rn
237大嶋和也PETRONAS TOM'SFN09/TOYOTA4371'26"496rn
340R.ライアンDOCOMO DANDELIONFN09/HONDA4391'27"071rn
48石浦宏明Team LeMansFN09/TOYOTA4321'25"911rn
520平手晃平ahead IMPULFN09/TOYOTA4331'25"927rn
610塚越広大HFDP RACINGFN09/HONDA4351'26"387rn
732小暮卓史NAKAJIMA RACINGFN09/HONDA4361'26"438rn
836A.ロッテラーPETRONAS TOM'SFN09/TOYOTA4381'26"559rn
948立川祐路CERUMO/INGINGFN09/TOYOTA43131'27"560rn
107国本京佑Team LeMansFN09/TOYOTA43101'27"141rn
以上完走(規定周回数:49Laps)
R41伊沢拓也DOCOMO DANDELIONFN09/HONDA43121'27"490rn
R2B.トレルイエLAWSON IMPULFN09/TOYOTA43111'27"310rn
R1松田次生LAWSON IMPULFN09/TOYOTA4341'25"950
ファステストラップ:
rnロイック・デュバル(NAKAJIMA) 1'40"822 45/55
rn
rnrn※本決勝レースは、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.9.18(セーフティカー後方からのスタート)より行われた。rn※SC導入時刻 スタート(14:40:00)〜14:39:59、2回目15:32〜15:44:18

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