投稿日: 2013.03.18 00:00
更新日: 2018.02.16 14:46
更新日: 2018.02.16 14:46
童夢、子会社のDCMを東レに売却。新車開発費へ
(オートスポーツweb)
レーシングカーコンストラクターの童夢と東レ株式会社は18日、童夢グループ内の株式会社童夢カーボンマジックを東レ株式会社に売却、また株式会社童夢コンポジット・タイランドの75%株式を東レが取得し、東レが子会社化すると明らかにした。
童夢カーボンマジック(DCM)は、長年レーシングカーや童夢-零などのスーパーカーを手がけてきた童夢が2001年に設立した企業で、レースカーなど車両製作で培ってきた軽量化設計技術、“カーボン”と呼ばれるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の製作や、設計・解析、量産を手がけており、DCMのCFRPは自動車はもちろん航空機にも使用され、世界的に高い評価を得ている。
また、タイに2005年に製作された童夢コンポジット・タイランド(DCT)では、より廉価なカーボン・コンポジット製品が生み出されてきたほか、童夢の技術をタイ人技術スタッフが習得することにより、海外との技術交流も実現してきた。
今回、東レがカーボンマジック社は子会社化するにあたって、新社名を『東レ・カーボンマジック』に変更。東レでは名古屋、ドイツにあるCFRP開発拠点とともに、今回のDCM、DCTの子会社化により「CFRP部品の設計技術力が飛躍的に拡充され、当社の保有する各種CFRP成形技術との相乗効果により、お客様の要望に迅速に対応できる体制が強化されます」としている。
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