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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.05.28 00:00
更新日: 2018.02.16 16:18

童夢、LMP1/2用S103の開発開始。イラストも公開


 童夢は28日、2014年から実施されるル・マン24時間のレギュレーションに適合したLMP1/LMP2参戦用シャシー、『童夢S103』の開発に着手したと発表し、デザインイメージを公開した。

 1979年にル・マン24時間に参戦を開始、グループCカー時代もスポーツカーシャシーを製作してきた童夢は、2001年にオープンプロトタイプカーであるS101をリリースし、FIAスポーツカー選手権のタイトルを獲得。その後S101はS101Hb、S101.5と進化し、さらに2008年にはクローズドボディのS102を開発。自チームでル・マンに参戦した。

 美しいボディとスピードをもち、ヨーロッパでも強い印象を残したS102だったが、09年以降景気後退の影響もありル・マンへの出場はできず、2012年にひさびさにS102.5へとバージョンアップしてル・マンに挑んだが、トラブルもあり苦しい戦いに終わっていた。

 そんな童夢では、12年8月に鮒子田寛新社長が就任。2月には「2014年規則に合致した新LMP1の風洞試験、設計作業を進行させている」と語っており、新LMP1/2カーの製作をスタートさせていることが明らかにされていた。