レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2014.11.03 00:00
更新日: 2018.02.17 03:58

話題満載のIPS最終戦で平川が2連覇を果たす


 インタープロトシリーズの最終戦が、11月1〜2日に開催され、プロクラスで連勝を飾った、平川亮(RSS広島トヨペットIPS)が2連覇を達成した。一方、ジェントルマンクラスでは、レース1で優勝のYuke Taniguchiがチャンピオンを決めたが、レース2では無念のリタイア。永井宏明(リジカラIPS)が初優勝を飾っている。

 まず最終戦の話題として、レクサスIS Fのサーキット専用車両『CCS-R』の参加が認められたこと、そしてIPS用車両『kuruma』の2015モデルが発表となったことを挙げておきたい。CCS-Rとはサーキット・クラブ・スポーツ-レーサーの略称で、初めて国内でレースする機会が設けられ、3台が出場した。また、『kuruma』の2015モデルに求められたのは、若干の空力改善と、商品価値の向上。基本的に従来はガルウィングだったドアが横開きに改められた以外は、カウルのみ変更されており、精度が高められて万が一の際に部分補修も可能とされている。現状のエントラントに対しては変更が推奨されるが、変更せずそのままでの参加も可能とのことだ。

 さて予選だが、あいにくのウエットコンディションに。ジェントルマンクラスでは初参戦のCCS-Rが予想以上のポテンシャルを発揮し、IPSを上回るストレートパフォーマンスで、中盤までスーパー耐久にも出場する平沼貴之(埼玉トヨペットGB CCS-R)がトップに。終盤になってTaniguchi、永井、AKIRA(RSS広島トヨペットIPS)が上回るものの、総合でも4番手につけた(ただし、グリッドはクラスごとに分けられた)。