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F1ニュース

投稿日: 2014.10.05 00:00
更新日: 2018.02.17 03:22

雨を制したハミルトンが鈴鹿初V。ビアンキが搬送


 2014年F1第15戦日本GPは5日(日)、三重県の鈴鹿サーキット(1周5.807km)で44周(53周規定)の決勝レースが行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今季8勝目、通算30勝目を挙げた。

 大型の台風18号の接近に伴い、朝から断続的な雨に見舞われた日曜日の鈴鹿。土曜日の段階ではレーススケジュールの変更も一時検討されたが、決勝スタート時刻の午後3時を迎えた鈴鹿サーキットはフルウエットのコンディションながら、なんとかセーフティカー先導のもと予定通りにレースをスタート。本格的なフルウエットレースとしては2ヒート制で行われた1994年以来、20年ぶりのこととなった。

 だがレースは、スタート前から激しさを増した雨によってコースコンディションが一気に悪化。延期の措置こそとられなかったものの、セーフティカー先導のもとでスタートが切られると、早くも1周目の最終コーナーでケータハムのマーカス・エリクソンがアクアプレーニングを起こしてスピンアウト。なんとか再走することができたものの、直後にレーススチュワードは2周終了時点で赤旗中断をアナウンスした。

 その後、サーキットは幾分雨脚が弱まり、コースコンディションもわずかながら回復の兆しを見せたため、レースは3時25分の再開がアナウンス。再びセーフティカー先導のもとレースが仕切り直しされると10周目にセーフティカーが退出した後は、ジェンソン・バトンを皮切りに各車が続々とピットストップを行い、タイヤを浅溝のインターミディエイトにスイッチしていった。

 この間、トップを争うメルセデスの2台はライバル勢がピットストップを済ませた13周目にニコ・ロズベルグ、翌周にハミルトンがピットイン、そのままのポジションでコースに復帰する。その後ろ約18秒差の単独3番手には、ピットストップの先陣を切ったマクラーレンのバトンが浮上し、さらにウイリアムズ2台を攻略したレッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドがマクラーレンを追いかける展開となった。