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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.08.20 00:00
更新日: 2018.02.16 10:50

黒澤、塚越は病院搬送も大きな怪我なし


 スーパーGT第5戦インターナショナル・ポッカ1000kmでは、激しいレース展開の中で大きなクラッシュも発生。GREEN TEC & LEON SLSの黒澤治樹、KEIHIN HSV-010の塚越広大が念のため病院に搬送されたが、大きな怪我もないと報告されている。

 前戦SUGOでは決勝で2位を獲得し、好調をキープしたまま鈴鹿に乗り込んでいたGREEN TEC & LEON SLSは、予選12番手から決勝レースを戦っていたが、黒澤治樹がドライブしていた53周目のヘアピン手前で、バトルを展開していたARTA HSV-010と接触。黒澤のGREEN TEC & LEON SLSは斜めにバリアにクラッシュし、激しく路面に打ち付けられる形となった。

 ドライブしていた黒澤はドクターヘリで病院に搬送されたが、検査入院のみで大きな怪我はないという。黒澤も自身のブログ(http://ameblo.jp/haruki9638/)に「皆さん。ご心配頂きまして大変申し訳ございません。沢山のメッセージを頂きました。本日、クラッシュにより病院にヘリで搬送されましたが、身体は大丈夫です。まだ背骨は痛みますが……。気持ちを整理して、明日から頑張ります。ただ、レースを落とした事、大切な車を壊した事を考えると悔しくてたまりません」と綴っている。

 一方、ホンダHSV-010勢の中で最も上位を走っていたKEIHIN HSV-010は、93周目にタイヤトラブルに見舞われ緊急ピットイン。リヤカウルに大きなダメージを受けながらもコースに復帰したKEIHIN HSV-010は、塚越広大のドライブで順位を挽回。158周目の130RでWedsSport ADVAN SC430をかわし6番手に浮上したが、直後右リヤから白煙が。再びタイヤトラブルに見舞われたKEIHIN HSV-010は、激しくタイヤバリアにクラッシュした。

 回転しながらマシンはバラバラになってしまう激しいクラッシュとなったが、逆にマシン前後が衝撃を吸収して破壊される形となり、キャビン部分は無傷。塚越はスーパーGTマシン全車に搭載されているGセンサーが動いたためドクターヘリで病院に搬送されたが、精密検査の結果異常なし。入院せずに帰京した。

 塚越は自身のブログ(http://www.tsukakoshikoudai.net/news/201208.html)で「身体はまったく大丈夫です。大きなクラッシュでしたが、エネルギーがうまく分散される形になったので、僕自身にもダメージはありませんでした。ファンの皆さんにはご心配をおかけしました」と綴っている。