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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2014.12.16 00:00
更新日: 2018.02.17 04:55

15年へ改良進むSFエンジン。琢磨ならではの貢献も


 12月10日〜11日に、岡山国際サーキットで行われた全日本選手権スーパーフォーミュラのルーキーテスト/エンジンメーカーテスト。小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO LeMans)のトップタイムやヤン・マルデンボロ(LENOVO TEAM IMPUL)の好走で大いに話題となったが、トヨタ、ホンダの2メーカーのエンジン開発車も、興味深いテストを行っていたようだ。

 岡山のテストでは、レギュラー参戦するチームは2014年シリーズに参加していたドライバーは走らせることはできず、過去に参戦経験があったドライバーやルーキーのみが参加できたが、トヨタが持ち込んだ00号車、ホンダが持ち込んだ05号車はそれぞれルーキー以外のドライブも可能となっていた。

 トヨタは00号車に2014年スーパーフォーミュラ王者の中嶋一貴を乗せたが、一方ホンダ開発車の05号車はインディカー・シリーズで活躍する佐藤琢磨が乗り込んだ。この琢磨搭乗の理由について、ホンダの佐伯昌浩HR-414E開発責任者はこう語った。

「裏で他のテストもあって、そこにどのドライバーを連れていくのかというのがなかなか決まらず、スケジュールが空いていた琢磨選手が『日本にいるから乗れる』と。去年から一度乗ってもらおうと思っていたのに乗れなかったので」と佐伯責任者。

 これは琢磨にとっても「スケジュールも合っていたので『ぜひ!』と参加させてもらいました」と願ってもないテストだった様子。琢磨は2012年〜13年とスーパーフォーミュラにスポット参戦していたが(12年はFN)、13年参戦時もSF14シャシーについて記者会見で尋ねられ「すごく乗りたい」と語っていた待望のドライブだったのだ。