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F1ニュース

投稿日: 2016.02.24 00:00
更新日: 2018.02.17 13:07

2017年のF1新規定「現状より3秒速いF1」に合意


 2017年からの新テクニカルレギュレーションについて、クルマを「3秒速くする」ことで合意したと、英国オートスポーツが報じている。

 これは23日にジュネーブで行われたF1委員会の会合で採択された。同委員会はFIA会長ジャン・トッド、バーニー・エクレストン、参加11チームの代表者、そしてスポンサーとプロモーターの代表者で構成されている。英国オートスポーツによると、同日に会議を開いたストラテジーグループから、2017年新規定についての2つの案がF1委員会に提出されたという。

 ひとつは昨年5月に概要が公表された「クルマを1周5~6秒速くする」という方針に沿って、レッドブルが出した案。もうひとつは1周3秒ほど速くするだけにとどめるというもので、こちらはマクラーレンの案だ。後者の提案では「3秒」の根拠として、その程度のタイムアップであれば、タイヤを開発するピレリはそれほど苦労せずに負荷の増大に対処できるのに対し、5秒速くなると様々な問題が起きる可能性があるとの見解を示していた。

 投票での可決には総数26票のうち3分の2以上の賛成が必要とされたが、マクラーレン案は20票の賛成票を集め、反対は3票、棄権が3票だった。