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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.07.20 00:00
更新日: 2018.02.17 01:37

ACO、『LMP3』クラスに関する詳細を明らかに


 ACOフランス西部自動車クラブは、プロトタイプカーの新たなカテゴリー『LMP3』クラスを、2015年よりアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)、そしてヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)に組み込むことを発表した。同時に、LMP3カーに関する詳細も明らかとなっている。

 すでに15年からの新設が発表されていたLMP3クラスは、ル・マン24時間やWEC世界耐久選手権を目指すチームやドライバー、コンストラクターのための入門カテゴリーとして創設され、ステップアップのための第一歩となることが目指されている。

 ELMS第3戦レッドブルリンクと、AsLMS開幕戦インジェの双方の現場で開催されたACOによる発表会では、15年から両シリーズにLMP3クラスが設けられることが発表されるとともに、LMP3カーに関する詳細も明かされた。

 LMP3カーは、ACOによる基準を満たせばどのコンストラクターでも製作することが可能。マシンは、カーボンシャシーと金属製のロールバーを備えたクローズド車両であることが定められているほか、FIAの安全基準を満たし、クラッシュテストもパスする必要がある。また、シャークフィンや、ホイールアーチ上部に開口部を設けることも定められた。重量は、870kgから900kgまでとなっている。