更新日: 2018.02.16 09:06
apr PRIUS、セパンではハイブリッドを搭載せず

GTアソシエイションは17日、6月9日〜10日にマレーシアで開催されるスーパーGT第3戦セパンにおいて、GT300クラスのapr HASEPRO PRIUS GTがハイブリッドシステムを搭載せずにマレーシア大会に参戦することが認められたと明らかにした。
今季からスーパーGTに登場し、市販のハイブリッドシステムを搭載するJAF-GTカーとして注目を集めたているapr HASEPRO PRIUS GT。オフの公式テストではトラブルが発生したりしたものの、開幕してからは着実に速さをみせ第2戦富士では8位完走。ポイントゲットを果たしていた。
そんなapr HASEPRO PRIUS GTについては、4月に行われたマレーシア大会に向けた現地での記者会見で、坂東正明GTA代表が「ハイブリッド車両を輸送するには特別な方法をとらなければならないため、残念ながらマレーシア大会には持っていけない」という発言をしていたものの、今回、ハイブリッドシステムを搭載せずにマレーシアに登場することとなった。
これは、危険物の輸出入に関する規制により、日本からリチウムイオン電池の持ち出しができないというのがその理由。このため第3戦セパンではapr HASEPRO PRIUS GTはハイブリッドシステムを外すことになるが、そのため最低重量とエアリストリクターも新たに設定されている。
セパンでapr HASEPRO PRIUS GTに適用される参加条件は、最低重量1100kg=エアリストリクター26.6×2、1150kg=27.1×2、1200kg=27.7×2というテーブルが適用される。これは今季まだ出場していないものの、同じトヨタRV8Kエンジンを使用する14号車レクサスIS350と同じテーブルとなっている。