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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.06.22 00:00
更新日: 2018.02.17 08:53

BES:千代組23号車がGT-Rに初優勝もたらす


 ブランパン耐久シリーズ第3戦は20日、ポールリカール・サーキットで6時間(1000km)の決勝レースが行われ、ニッサンGTアカデミー・チームRJNの千代勝正/ウォルフガング・ライプ/アレックス・バンコム組23号車ニッサンGT-RニスモGT3が優勝。GT-Rがブランパン耐久シリーズでの初勝利を挙げた。

 61台がエントリーした今回のポールリカール戦。決勝レース当日、20日午前に行われた予選では、GRTグラッサーの63号車ランボルギーニ・ウラカンがポールポジションを獲得。23号車は、千代が予選3回目に2番手タイムをマークするも、グリッド降格となり7番手からのスタートとなった。

 現地時間17時より行われた6時間の決勝レースでは、2番手からスタートした84号車ベントレー・コンチネンタルGT3が63号車から首位を奪取。ただ、オープニングラップの混乱でセーフティカーが導入されると、リスタートで63号車ランボルギーニが再びリードを奪っていく。翌周には、千代がスタートドライバーを務める23号車ニッサンも84号車ベントレーを攻略し、2番手で首位を追う形となった。

 レースは、折り返しを迎えても63号車ランボルギーニがリードしていく形となったが、23号車も千代〜ライプ〜バンコムとつないで首位を窺っていく。そして、63号車がピットへ向かったタイミングでついに23号車が首位に浮上する。その後、再びステアリングを握った千代が後続に対して30秒ほどのリードを築きあげるも、セーフティカー導入によってギャップは消滅。2番手以下には7号車ベントレー、46号車BMW Z4 GT3、99号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が続いていった。

 レース終盤、残り1時間を切っても、23号車ニッサンと7号車ベントレーは2秒ほどの差でバトルを展開。ただ、チェッカー目前に7号車がスピン。2番手は譲らなかったものの、23号車との差はやや開く形となった。これにより、23号車は後続に8秒弱の差をつけてトップでチェッカー。GT-Rにとってはシリーズ参戦後初の総合優勝となった。2位には7号車ベントレー、3位にはマルクVDSの46号車BMWが入っている。