DTM、今季の上海戦開催を断念

　DTMドイツツーリングカー選手権は、今季の最終戦として予定されていた上海戦を開催無いことを明らかにした。これで今季のDTM最終戦はホッケンハイムでのレースとなる。

　昨年もDTMを開催していた上海市街地でのレースだが、DTMは2000年の復活以来ホッケンハイムでレースが行われており、ファンには今季の最終戦が上海になることについて不評の声も多かったという。

　しかし、DTM側は1日、中国の当局から、DTM側が上海戦を予定していた11月6日に広東国際サーキットでWTCC世界ツーリングカー選手権が予定されているため、DTMの開催が許可されなかったと発表。今季の開催を断念したという。

「上海戦のキャンセルは非常に残念だ。現在の状況では、他の日程にすることもできない」とDTMを運営するITRのハンス-ベルナー・アウフレヒトは語る。

「しかし、これがアジアでの開催計画を終えるものではない。マニュファクチャラーと、上海のプロモーターであるBCGは2012年の開催に向け努力していく」