更新日: 2018.02.23 14:06
DTM、今季DRSとオプションタイヤを実戦使用へ
DTMドイツツーリングカー選手権が、今季の公式戦に向けてオーバーテイクの機会とレースストラテジーの多様化を目指すべく、F1同様のDRS(ドラッグ・リダクション・システム)とオプションタイヤを今季から導入することが確定的となった。
これはDTMのシリーズオーガナイザーであるITRが英AUTOSPORTに対して認めたもの。DRSとオプションタイヤは、先月のバルセロナテストでテストされ、ドライバーたちからも好評を得ていた。このDRSの導入に向けてITRではルールを定め、2秒以内に前走車が走っていた場合にDRSを作動させることができ、すべてのドライバーが1周あたり1回だけ、コースの場所を問わずDRSを使うことが可能だとしている。
DTMで使われるDRSは、シングルプレーンのリヤウイングの前端を引き上げることにより、ウイングの角度が15度フラットにされ空気抵抗を軽減、ストレートスピードを伸ばすことができる。ドライバーがブレーキを踏むとDRSが解除され、リヤウイングが元に戻り、ダウンフォースを発生する仕組みだ。
ドイツの自動車連盟にあたるDMSBの総書記を務め、ITRとともにDRSとオプションタイヤの研究を続けてきたクリスチャン・シャフトは「DTMは非常に革新的で、結果的に多くの結論を出すことができた。DRSとオプションタイヤはテストの間達成した多くの仕事の結果だ」と語る。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています