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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.11.19 00:00
更新日: 2018.02.17 04:22

ESM、HPDの2台体制で来季WECにフル参戦


 エクストリームスピード・モータースポーツ(ESM)は、2015年シーズンのWEC世界耐久選手権にフル参戦することを発表した。

 北米スポーツカーレースの強豪ESMは、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のGTクラスで活躍していたが、昨年からはLMP2クラスにスイッチ。ALSMとグランダムの統合により今年からスタートしたユナイテッド・スポーツカー(USCC)でもLMP2勢にとっての初勝利を挙げるなど速さを見せている。また、今季はWECにもスポット参戦しており、走行した第4戦オースティン、そして第6戦上海ではともに表彰台を獲得した。

 そんなESMは来季に向けて、HPDが開発している新たなクローズドLMP2『HPD ARX-04b』を2台導入することを発表していたが、この2台で来季はWECにフルエントリーを果たすこととなった。

 チームオーナー兼ドライバーのエド・ブラウンによると、チームのスポンサーを務めるテキーラ・パトロンの世界的なブランド戦略が、チームのこうした動きに影響を与えているのだという。

「WECで世界中の消費者にブランドを紹介することができて、テキーラ・パトロンは非常に喜んでいるんだ。それがチームをこの方向に導いた大きな要因だよ」とブラウン。

 ドライバーラインナップに関しては、チームを共同所有するブラウンとスコット・シャープをはじめ、ライアン・ダルジール、ヨハネス・バン・オーバービークという、今季もESMのマシンを駆ったドライバーたちがラインナップされた。さらなるドライバーに関しては、後日発表されるということだ。

 なお、ESMの来季USCC参戦計画については現在のところアナウンスされていない。